土地に井戸があると・・・。 | マイホームコンサルタントHOCSのブログ

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 以前、お客様と一緒に住宅の建築候補地を見に行った時のことです。お客様は、やっとほぼ希望通りの土地が見つかって今すぐにでも契約したい、とやや興奮状態でしたので、私も慌てて現地へ同行しました。

 

たしかに希望条件を満たしていたので、私としても契約に同意するところでしたが、現地を見ていて「なにかひっかかるなぁ~。」と理由もわからず胸騒ぎがします。現地は建物が解体されて更地状態、測量も終了しており障害物も越境物も何も無い、普段でしたら何とも思わないのにどうしてもしっくりこない状態でした。

 

不思議に思いながら何気なく物件を見ていると、敷地の中央の辺りで直径1mほどの円形に背の低い野草が生えています。何故か違和感の理由がそこにあるような気がしたので近づいてみると“事件”が起きました。

 

お客様と一緒にその草むらに足を踏み入れた途端、お互いの足が膝近くまでズボズボとはまり込んでしまったのです。どうやらその円形部分だけが湿度が高く草が生えるのに好環境だったようです。

 

なんとか這い出し、隣家の人に“ある物”が昔なかったか訊ねてみるとの「あったよ。」と笑顔の返答、そのある物とは“井戸”です。

 

この地域では解体時に井戸が見つかると“気抜き”のパイプや竹の棒を刺しておく風習があるので、更地の状態になっても井戸の存在を確認できることが多いのですが、この物件は単純に埋めてしまって存在を隠そうとしていたようです。

 

井戸の存在自体は、対処方法があるので建築に支障はないのですが、このように隠されてしまうと建物ができた後に水が上がってきて、床下が水浸しになってしまうなど致命的な問題になってしまう事がありますので要注意です。

 

 

井戸の存在に気が付かないでこの土地を購入していたらきっと大変なことになっていたでしょう、結局この土地は売主に対して不信感を持ってしまったので購入を見送る事になりました。その後その土地はいつの間にかハウスメーカーにより家が建ってしまいましたが、きちんとした対処がされているかどうか他人事ながら心配になります。

 

 

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