これまでのセオリーは通用しません。 | マイホームコンサルタントHOCSのブログ

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不動産コンサルタント・ファイナンシャルプランナーが綴るブログです。

 

 先日お会いさせていただいたお客様、数年以内に所有地に新居を建てたいと考えているのでライフプランを作成してほしいとの依頼でした。

 

 自分は会社員、専業主婦の奥さまと一人娘の三人家族、30歳とまだお若いですが、頭金は500万円用意できています。収入も年齢に対しては平均的な所得より若干多いクラスでしたので想定している住宅ローンの借入額2500万円は特に問題なく返済できそうです。

 

 ところがこのお客様は、さらに頭金を3年かけて150万円ほど増やし、住宅ローンの借入額を少しでも減らして堅実的に返済したいと考えてお見えでした。しかしそれは一年前でしたらセオリー通りで模範的な考え方でしたが、今のタイミングでは全く「得」の無い行動となってしまいます。

 

 そのことがあまりピンときていない感じでしたので、実際にシミュレーションを見ていただいて気づかれたのは“消費税増税”です。そのお客様は建築費を2800万円程度と考えてみえましたので、現状での消費税額は133万円程度ですが、3年後では倍額の267万円になります、よって3年かけて150万円の頭金を捻出してもほとんどが増税分で消えてしまい、さらに3年間の家賃220万円が余計な出費となってしまうのです。

 

 この方の場合は借入額も2500万円程の予定でしたので、住宅ローン控除が拡充されてもそれほどの恩恵を受けられるわけでもありません(今夏に決まる給付策が未定なので不明な点もありますが・・・)。つまり消費増税はこれからの3年間の努力を無にしてしまうほどのダメージがあるということです。

 

 現在の増税直前のタイミングでは、今すぐ購入するのが有利なのか、増税後に購入するのが有利なのか判断に迷うところです。以前の3%から5%に増税された時のように増税後に建築費が暴落ということがまた起きるという可能性が無いわけでもないので本当のところは増税後にならないと判らないのですが、一般論で損得を判断するのではなく、“自分の場合はこうなる”とシミュレーションをしなければ、勘違いして無駄な時間と余計な経費を支払う事になってしまいます。

 

 

 

 

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