神経発達症の程度が重ければ重いほど、支援も手厚くあるべきですが、現状の学童保育では無理です。
人材不足で加配もつけられない状況で、他にも介入が必要な児童が1人2人ではない状況で、個別に最善な介入を検討することは儘ならないのです。
学童保育は放課後デイサービスにはなれません。
以前学童保育連絡協議会に助けを求めた時にも、学童保育は療育ではないと言われています。
その一方で、放課後児童支援員向けの研修では度々療育技術が紹介される矛盾。
学童保育は療育ではない。しかし目の前の子ども達に必要なのは療育であるということでしょう。
いくら療育技術が定型発達児にも活かせるとしても、個人に活かすのと集団に活かすのとではまた違います。
神経発達症(グレー含む)児に活かすのと定型発達児に活かすのとでも難易度はやはり違います。
研修で教えてもらったとか、本で読んだ療育技術を試してみるなんて、なんちゃって療育でしかないんです。本当にちゃんと介入するなら、もっと専門知識や個別事例検討、レクチャーが必要なんですよ。
本当に必要な療育を受けるなら、来るべき所は学童保育所や放課後児童クラブではないはずです。
"ただそこにいる"状態しか作ってあげられない学童保育で、本人にとっての最善や保護者の希望を叶えろと言われても、そんなの無理です。
叶えてあげたいけど、無理なんですよ…