発達障がいも不登校も何もかも受け入れて。

毎日ひがみ、けなし、罵り合い。

被害妄想的思考、認知の歪み。

話をしても聞かず、聞けず、理解できず。

謝ることも、解決することもできず。


人として悪いことをしても、叱らない子育てだからと諭しもせず、相手に謝りもしない保護者。

人として悪いことをされたのに、相手の親に謝ってほしいわけじゃない。放課後児童クラブで解決させろ。自分の子どもの納得する態度を相手に示させろと言う保護者。

クラブとしての介入はここまでだと言えば、自治体にクレームを入れる。


ただでさえ4月からとんでもない状態だったのに、保護者のあまりの身勝手さに、

共に働く支援員が倒れました。

もう仕事に出てこれなくてもおかしくない状態でした。


筆者は元看護師です。保健師免許もあります。

子ども達の成長発達も、放課後児童支援員のメンタルヘルスも守ってあげたくて、守るために、学童保育がどうあるべきか、ずっと考えてきました。

おかしいことはおかしいと自治体にも言い続けてきました。

福祉課とのコネクションも作りました。 

行政保健師にも相談したり助言をもらえる関係を築きました。

全く交流の無かった小学校の先生達とも、今年度は情報共有の場をもつことができました。

発達支援センターにもやっとの思いで繋がりました。

現状と考察を繰り返して、何枚も、何十枚も報告書にして提出してきました。


私は、障がいがあろうと無かろうと、どんな人もメンタルヘルスが最重要なことを知っています。

それを守るための、看護師と保健師の免許だと思っています。

子ども達の心を守るために、支援員の心を守るために、学校の先生の心を守るために、そのために自分は放課後児童クラブで働いているのだと本気で思っています。

なのに、守ってあげられない。

人として大事なことが、何一つ子ども達に伝わらない。

保護者は求めるだけ求めて、自らの足元すら見ようとしない。

そして目の前で倒れていく支援員。


守ってあげられない。

学童保育から手を引く決断をしなくてはいけない。

残された支援員が、「(私)が守ってくれたから、やってこれたんですよ。」と言ってくれたけど、

悔しさとやるせなさで悲しくて、もう十分足掻いたと、自分に言い聞かせる今日なのです。