私にはわからないことがあります。

保育士でないからわからないのか…

自分も小学生の子育て中ですが、親として考えてもわからないというか…



それは、「子ども同士の揉め事やケンカがあった際に、放課後児童クラブや学童保育所で解決して、家に持ち帰らない」ということです。

これ自体は保育園・幼稚園や学校でも同じような対応をしますし、その場で解決できたことなら持ち帰らないとか、いつまでも引きずらせないとか、保護者の性質により子どもを守る必要があるとか、わかるんです。

保護者も仕事で疲れて帰って、子どもと過ごす短時間で貴重な時間くらい楽しく過ごしてもらいたい。わかります。

わかるんですけど…


明らかに周囲に迷惑をかけているとか、怪我をさせているとか、介入しても毎日繰り返すとか、事態のレベルが低くない場合はそれで良いのでしょうか。

家庭で親が子どもから話を聞いたり、今後どうしたらよいか一緒に考えたり教えたりする必要があるのではないかな?と思うのです。


「家でぐちぐち引きずられるのが嫌だから、放課後児童クラブで解決してから帰してください。」と言ったり、「放課後児童クラブで揉めたり怪我しても、わざわざ教えてくれなくていいです。」と言う保護者もいますが、それで良いのでしょうか。

何が起きても他人に解決を丸投げして、親子で振り返りをしないというのが、ちょっと理解できなくて…


子ども同士の揉め事を仲裁する労力は、ものすごいものがあります。

加害者被害者構造を作らないように細心の注意を払い、双方の話を傾聴し、周囲の子ども達に話を聞くこともあります。

事実だけを見て、今後どうしたら楽しく遊べるか一緒に考えたり、提案したりします。

納得できるまで話し、発達特性によっては伝え方も工夫します。理解できない、気持ちの切り替えができない場合も対応に苦慮しながら、本人に寄り添い、他の子ども達への配慮もします。

日々必死に介入しています。

それで解決できてお仕舞い。

お仕舞いなんですけど…

「いつもそうなんで。」

「あの子とは仲良いけどトラブル多いんで。」

支援員は毎日困っているのに、それで済まされてしまって、なんだか…どういうモチベーションでいれば良いのかわからなくて…

なぜ自分の子どもが放課後児童クラブや学童保育所で、どんな言動でどんなコミュニティを築いているのか知ろうとしないのか。

なぜして良いことと悪いこと、どうしたら自分の子どもにとってもお友達にとっても良い状況になるか教え、子どもを導けないのか。

私にはわからないのです。