【11】



そんなこんなで始まった託児ライフ。

月に数日の白ネコのお店がお休みの日の半分を費やしたような気がする。

でもそれが楽しい。




ただ託児をするだけではなく、講座参加者さんにもとても良くして頂いた。

そのまんまのシラキさんを受け入れてくれた。

それが何よりも安心出来たし、嬉しかった。

家族にすら心を許せなかったシラキさんを

受け入れてくれる他人がいること。

少しずつ人が信じられるようになり、

その感謝は言葉では語り尽くせないほど。




その後、講座以外にも個人セッションなどの託児もお願いして頂いた。

ますます楽しい日々。

その思いに本当に答えられているのか、今でも不安に思うが

今出来ることをただ全力でやるしかないとも思っている。



講座はすでに曜日や時間が決まっているので事前に休みを取れるが

個人セッションなどは急に予定が入るために対応出来ないこともある。

その他、イベントなどで子どもが数人集まった時には

シラキさんひとりじゃ対応できかねる事もある。

そんな時に、同じクラスで受講していた方に声をかけてみた。





「タスケテー!!」

「オケー!!」




素敵なミナサマ。

そうやって一緒に託児をする事で、

他のマインダーさんの託児スタイルを見る事も出来るし、

何よりもシラキさんが感動したマミ先生の考え方を

それが何よりもシ・ア・ワ・セvv



お手伝いして下さったマインダーさんたちからも

「子どもと触れ合う機会を頂けて嬉しい」と喜んで頂けた。

マミ先生も「多くの保育者さんにこの事を知ってもらえて嬉しい」と

喜んで頂けた。

シラキさんが助けてほしくてした事が、どちらも喜んでくれる。

そして、そこで新しい出愛やキッカケが生まれている。

マインダーさんの中にはマミ先生の講座を受講する方も数名いる。

なんて素晴らしい事なんだっ!!

自分で託児をする事よりも、誰かと誰かが出愛うことで

その方々の夢がさらに広がっていく瞬間をたくさん見せてもらえた。




それがシラキさんのシアワセだと強く感じる。









つづく







ペタしてね