【9】




初めての託児。

とりあえず前日に教科書再読み込み。

エラー。ヨミコメマセン。






煙り出そうです。。。






でも不安100倍、楽しみ1000倍。

どんな子に会えるかな。




駅を降りてとことこ歩く。

その道のりすらドキドキ。

なんせ超がつくほどの方向音痴。

無事にたどり着けるのか。

それが何より心配。



なんとかたどり着いておそるおそるチャイムを鳴らす。

「は~い」(にっこり)

優しい声に迎え入れられて何とか到着。



初めての託児はアイさんも受講していたと言うセラピスト養成講座。

この講座に通う事となるママの子どもを預かる。




「こんにちは~!!

明るい声と共にやってきたのは1歳の女の子。

ショートカットで明るい笑顔のママ。

緊張は絶好調!

でも優しそうなママにちょっぴり安心。




最初にママに軽くアンケートをとってヒアリングをする。

前日に読んだマニュアル(教科書)通りに何とか頑張る。

とにかく子どもも明るく元気な子らしい。

名前はメイちゃん(仮名)。

ママを不安にさせないように笑顔でお預かりするものの

2人きりになるとやっぱり不安。。。




ママを求めてドアに向かって首を傾げるメイちゃんに

早速困り果てるシラキさん。

ど、ど、ど、ど、ど、ぼじよぉ~。。。

ハッと思い出すマミ先生の言葉。

「共感してあげて」

そうだそうだ。。。「共感」ね!!

「そうだよね、ママがいいよね~」

声をかけながらもきっと顔は「どぼじよ」顔。

子どもは敏感。んなことちゃんと読まれてる。




メイちゃん号泣。

シラキさん慌てる。



何とか抱きしめてみるもジタバタ暴れるメイちゃんに

さらに不安は募る。

がんじがらめにして力ずくで抱きしめてみるのもどうかと思うし、

かといって放っておいていいものやら分からないし。。。

抱きしめる→暴れる→離れる→オロオロ→やっぱり抱きしめてみる→…

エンドレスリピート。




「泣くのを止めないで」

「共感してあげて」

たったそれだけと思っていたけど、意外と難関。

そんなことすら出来ないのか。。。

なんだかさらに自信喪失。




でもひとつ気付く。

泣いているとわき上がる不安。

「ママに聞こえてるのかな?どう思われるかな?」

「先生ごめんなさい」

「メイちゃん、頼りないお姉さんでごめんね」

「何かしなきゃ」

「どうにかしなきゃ」

「やっぱり私じゃ力不足なのかな」

ネガティブワード連発。

自分全否定状態。




メイちゃんは可愛い。

めちゃくちゃ可愛い。

なのにメイちゃんといると不安になってる自分がいる。



原因は自分なんだ。








つづく





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