【8】





急に不安が襲う。というか思い出す。

アイさんがマミ先生にシラキさんが「チャイルドマインダー」であること、

チャイルドマインダーが子どもや親の「あるがままの姿」を

受け止めることを事前にお話ししてくださっていたようで(感謝!!)

特に「あるがままの姿」を受け止めるという文言が気に入ったそう。

しかし、問題はいくらそんな理念があったとしても私が実践出来るのか。

改めて私の口からチャイルドマインダーの説明をしてみるも、

まだまだたどたどしい説明。。。

なんせ保育経験はあの保育園実習のみ。

7つ下の弟がいるものの、小さい頃に関わった記憶は全くない。

あぁぁ、ど~しよ~っ。。。






そんな相変わらず目がグルグル回ってテンパってるシラキさんの話を

ニコニコ微笑みながら聞いて下さるマミ先生。

嗚呼、あなたは天使ですか?




うぅ、裏切れません。。。。



「あ、あの。。。」

「私。。。保育経験あんまりなくて。。。」

やる気はある。

でも。。。





「難しいことは求めてないよ」(にっこり)




え?

はい?

どゆこと?









「お願いしたいことは1つだけなの。泣くのを止めないであげてね」




え?

はい?

どゆこと?






親もおじいちゃんおばあちゃんも、

そのまたおじいちゃんおばあちゃんも…。

みんな「泣いちゃダメ!」と言われて生きてきた。

自分の気持ちに素直に泣くことはいけない事だと思って我慢してきた。

でも人は淋しいとき、辛いとき、痛いとき、自然と泣きたくなるもの。

泣く事で自分自身を癒し、なぐさめてきたはず。

それを我慢する事は相当辛い事。

けれど、「泣くと怒られる」「泣くと嫌われる」。。。

親を思うその気持ちが自分自身を苦しめる結果になってしまう。

他の感情についてもそう。

表現の場所やタイミングはあると思うが、

感情を出してはいけないなんて人間らしくない。

そんな風に過ごしていくと大人になってから

今度は周りや自分の子どもの感情を受け止められないから

また止めてしまう。

そんな悪循環が起きているのだ。





。。。ということを後になって理解した。




泣かせてあげる事。

「淋しいよね」「悲しいよね」と寄り添ってあげる事。

これなら。。。出来る。。。かな?




確信や自信はないけれど、せっかく頂いたご縁を生かしたい。

自分がまいた種が芽吹こうとしているのにその芽を伸ばしたい。

自信がない分は、きちんとその不安を伝えた上で、

シラキさん自身を信頼してもらう以外に出来る事はなかった。




まずは、まだ確信がないのでたどたどしかった

「チャイルドマインダー」という資格をきちんと知ってもらいたい。

そう思ったので学校へ2人を招待して授業を見てもらった。

勝手で大胆なお願いだったが快く承諾して下さった学校と先生、

そして2人に感謝している。




そんな下準備とシラキさんの心の準備を整えて、

マミ先生の元での初めての託児が始まるのです。





つづく





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