ドロップパス

みんなよく使っていると思うけど
使う意味、目的を理解してないとその効果を得られないですよね。


2on1の状況を例にあげて、紙芝居形式(笑)にしてちょっと説明してみましょう。


パックキャリアFW1と味方FW2、相手XD1との2on1 !!


練習通りFW1がインサイドに切り込みつつドロップパス!
FW2はFW1とクロスしつつそのパックを受取り・・・大チャンス!!・・・?


ありゃ?

人が入れ替わっただけで、もしかしてあんまり意味ない?!

ちゃんちゃん(落ち無し)


そーなんです。
人が入れ替わっただけで相手DFは元の位置
このドロップパスって何かメリットありますかねえ?

何にもメリットありませんね!
じゃあ何が悪い?う~ん・・・
って、まずは考えてみて下さいね。考える事が次のステップに上がる為に必要な事ですから

このドロップパスならば・・・


基本通りFW2がゴール前に突っ込む「センタードライブ」を使う方がよっぽどチャンスになりますよ!(センタードライブについては過去の記事を参考下さいね)


じゃあドロップパスを有効に使う為のポイントは?


FW1がパックを持ちながら中に切り込みます。

ここが重要!
その時に相手DFに
「やばい!このままでは中を抜かれてしまう!!」
と思わせなければならないんです。

そう思ったXD1は自分のポジションをインサイドに動かさなければなりません。

これなんですっ!!!

FW1が中に切り込むそぶりをしながら相手XD1をインサイドに引きつけつつ
FW2へドロップパス


そうすればアウトサイドにスペースを作る事ができるのです


グレーはXD1がポジションを動かなかった場合
レッドはXD1がポジションを中に動かした場合

アウトサイドにスペースを作る事ができるのは一目瞭然ですよね!


しかも!!

このプレーはスペースを作るだけにとどまらない・・・


XD1を動かせなかった場合のパックキャリアのシュートアングル


じゃあこの2on1はFW2への中へのパスしか有効的ではないですよね



XD1をインサイドに動かせた時のパックキャリアのシュートアングル


この2on1ではパックキャリアからのシュートもチャンスになりますよね!


FW1がパックを中に運びながら、すぐパックをドロップするのではなく
自分で切り込むそぶりを見せながら、相手DFを動かしつつドロップパス


ほんの些細な事です

でもこの小さい心がけをすることで、大きなチャンスに結びつける事ができるんです。


ハイレベルな選手はこれを知識として持っているのではなく、感覚としてもっています。自分の感覚として身につくぐらいこだわって、失敗を繰り返しつつ練習して自分のものにして下さいね!





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