http://www.youtube.com/watch?v=INk9DrhOnnM&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=wri0oYiKx0c&feature=related


この1週間、ディフェンスにだけ注目しながらNHLを見ていました。

2つのプレーを見てわかるように、NHLはディフェンスはあまり良くない。というかひどい。
パックに選手が集まるため、どフリーな選手が必ずうまれる。

サイクリングが未だに有効なのもDFが落とされたパックを追いかけてしまうため、パックを落とした選手がフリーになるからですね。

あとコーナー1on1でDF1番手がアングリングしていると、DF2番手が後ろからビックヒットにやってくる。これはショー的にはいいのかもしれないけど、自分のマークすべき相手はゴール前でフリー、それでもコーナーに1on2を作りに行ってしまうんですよね。

2番目のビデオなんか相当ひどいですね。#17 Kestler相手に3人が集まってます(1人は転びましたが)


ただ1チームだけ違いました。それがデトロイトです。
パスを出された後もしっかり1on1でついています。サイクルされても、クロスされても、自分がついていた選手にしっかりついてくる。つまり「Dzカバリッジ」がしっかりできているんです。ただしデトロイトは個々のディフェンススキルが高く1on1は抜かれることが少ないので、抜かれた味方のミスをカバーし合う私の「カバリッジ」と違って、どっちかというとマンツーマンの要素が高いかな。

だからスーパーゴーリーがいなくても常に強いチームになるんですね。

興味深いデータを紹介してみますね。

Easternカンファレンス
1位 NY Rangers(29.8)
2位 Bostn(29.8)
3位 Florida(28.0)

Westernカンファレンス
1位 Vancouver(28.75)
2位 Detroit Red(26.65)
3位Phoenix(29.81)

2月28日現在のNHL順位です。

各チームのメインゴーリーが受けたトータル被シュート数を出場試合数で割ってみた値、つまり1試合当たりシュート何本打たれているかを括弧内に書きました。

他のチームを見てもだいたい1試合平均30本以上のシュートを打たれるところデトロイトは26本台、1チームだけ飛び抜けて少ないんです。しかも1on1をしっかり守れているということになるとパスがスロットに入ってもシュートを打たせない、スロット外からのシュートが多くなる。失点の可能性が少なくなるわけです。

10本打たれて1失点がだいたいゴーリーのセーブアベレージだから1試合26本のシュートであれば失点率は確実に2点台、1試合3点取れば勝ち試合となるわけです。

ちなみにデータ的に見事に私の期待に応えてくれて(この記事を書きながらデータ調べたので・・・)

Detroitの1試合得点率 3.02点
ゴーリーJimmy Howardの1試合失点率 2.09点

守りが計算できるチームは絶対に強い、デトロイトの安定した強さは間違いなくここなんです!

「計算できる守り」理論から8年前に自分流「カバリッジ」システムを打ち立て今まで取り組んできた私としては、更なる確信に繋がりました。

安定した強さを得るために「計算できる守り」、皆さん、頑張りましょう!


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