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2 on 2 の守り方「D2サポートポジション」パックキャリアに対しての1on1は前述で説明したとおり。今回はDF2のポジショニング。図Aのように相手XF2に対して1on1のポジションを取るのは10年前までのホッケー。1on1に絶対的自信のあるチームがとる戦術。ただ相手のスキルが上の場合、DF1が抜かれてピンチになる、サポートがいない、スコアリングチャンスになるケースが多いはず。図BのようにDF1のサポートができるポジションにいることで、DF1が抜かれてもヘルプすることができる。

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2 on 2 の守り方「D2サポートポジション」つづき・・・DF2がポジションを下げることでXF1はXF2にパスがしやすくなる。いいじゃないか!!XF2にパスがつながってもそこからピンチになるか?逆にスロット外でパスさせて遊ばせてあげればいいじゃないか?この割り切りができるようになれば「インサイド」を守る気持ちが強くなり絶対に守備力が上がる。だけどこの割り切りが結構できない・・・結局慌ててコーナーにあるパックに突っかかり抜かれる。「そこからは点は入らないって!!!」XF2がパスを受け取った時DF2は慌ててつめず、第1章でやった1on1の守り方で相手とのギャップを詰める。次が大切!!DF1がしっかりと戻りDF2になる。今度はXF2がパックキャリアになるのでこの人がXF1、それを守るDF2がDF1になりDF1だったディフェンスがDF2になる。つまりシステム用語でパックに近い人からD1、D2(守り)、XF1(相手パックキャリア)、XF2、XF3となる。ゲームではパックの動きによってD1、D2がめまぐるしく変わる。2on2におけるD1 & D2の仕事の確認D1~相手FWに絶対インサイドに入られない(前章参照)D2~1,自分のマーカーXF2よりもゴールに向かってインサイドにいること。   2,味方D1が抜かれてもサポートできるポジションをとること。coverage2C
2 on 2 の守り方「D2サポートポジション」相手クロスの状況相手FWが図Aのようにクロスした場合。DF1はパックキャリアを追わなければならないので、DF1の視界はXF1のみ。そこにXF2とDF2の1on1が向かってきては衝突してしまう。バスケットでいうスクリーンプレーで、昔はホッケーでもルール上OKであったけど今はXF2がDF1をブロックしてしまうとインターフェアランスで反則になる。DF2がポジションを下げることによってのメリットはDF1のサポートができる他にもう一つ。図BのようにDF2がポジションを下げることによってDF1とのクロスとポジションチェンジがスムーズにでき、衝突によってマーカーを見失ったりパニックになったりしなくなる。よくある初級のミスはXF2を追うDF2が突然進路を変え、XF1を追ってしまう。パックを見てしまった結果だ。XF1にはすでにDF1がついているので一瞬DF2人で1人のXF1についてしまうことになる。要注意です!!