ipodのこと | ほぼうさのブログ

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最近、誕生日でipodをもらったので、「シャッフルでランダム再生にして放置」ということを習慣としてやるようになった。そうすると、普通に使ってたら気づくことのなかった発見に出会えて面白いことが起こる。

 

最近はこんなおもしろいことがあった。
「あ、このイントロ…」
「えっと、あれだ。ガンズだ」
「ガンズアンドローゼスだ」
「賛否あるバンドだけど、なんだかんだいいよな…。人気の理由もわかるわ」
「あれ、スラッシュのギターってこんなにテクかったっけ?」
「…?」
「そういえば録音もすごくきれいだ」
「あ」
「これ、レーサーXじゃん…」

 

そう、つまり自分はこの年齢になるまで、レーサーXがガンズのモロパク…ゴホン いや、影響を強く受けているとは気づかなかったのだ。我々キッズはつい、キングオブモンスターズとかスキャリファイドとかテクニカルディフィカルティーズのようなポールギルバート万歳曲にばかり目を奪われがちだったし、なによりあの神であるポールがそんなあからさまなパク…ゴホン いや、先人の叡智を拝借するようなことはあり得ないと思っていたのだ。しかし実際には、歌メロ曲においてその影響力たるや、今聞くと鮮明にわかる。どれくらい鮮明かというと、目隠しをして聞いていたら本当に1:30くらいまでガンズかレーサーXかわからず、間違えてしまうくらいなのだ。

 

本来、自分がipodを操作して、能動的に「よし、レーサーXを聴こう!」というモードになることはありえない。Rに到達する前に["P"rince]という甘い誘惑があるし、["Q"ueen]もいい。きっとRの中に入ったら結局["R"ed Garland Trio]か["R"ichie Kotzen]を選択するだろう。じゃあなぜそんなものを入れているのかという疑問が生じるのだが…。

そこはさておき、日常の中で自分が「これだ!」と思ってチョイスするものはだいたい必然に支配されていて、新しい面白味や自分を変えてくれるような体験を与えてくれることなど実はほとんどない。だから時には偶然に身を任せるチョイスをすることが、人生の中で新しい発見と気づきを与えてくれるのかもしれない。そういうことをipodさんは教えてくれたのだ。