今朝偶然つけた「おはよう日本」で、子宮頚がんワクチンの特集をやっていた。

積極的な勧奨は控える、という国の方針に変わりがない中、独自にこのワクチンの啓発活動を始めている自治体がある、という内容だった。


番組自体としては、メリットもデメリットもある、というスタンスで、おおむね公平であるように感じた。

しかし、紹介された自治体による周知活動には大きな問題があると思った。


保健師さんが中学生たちに子宮頚がんワクチンの説明をしていたのだが、その副作用について「まれに重い症状が出ることがあります」というように、サラッと流していたことだ。


その「まれ」な副作用はインフルエンザワクチンなどよりずっと高い比率で出ていることも、万一重篤な副作用が出ても治療法が確立しておらず、対処法しかないことも、その後何年も普通の生活が送れなくなっている女性が多数いることも、被害にあっても簡単に補償などされないことも、何も触れられていない。


たぶん、この保健師さんは、子宮頚がんで苦しむ人を少しでも減らしたいというような「正義感」でいっぱいなのかもしれない。

でも、これだけ問題視されたワクチンを、取り上げるのであればデメリットについても、もう少し掘り下げて調べて欲しい、と思う。

ネットで検索してみれば、製薬業界からの説明には載っていないワクチン被害の実態は簡単に見つかるはずだから。


あなたの一言で、ワクチン接種に踏み切って、重い症状に苦しむ少女が出るかもしれない、ということを理解しているのだろうか。


この自治体の例ではなさそうだったけれど、説明を聞いて8割の人は接種を見合わせた、とのこと。メリット部分に惹かれて、接種する人が2割はいるということだ。


大半の場合は、ワクチンを接種しても問題は起こらないことは知っている。

しかし、重篤な副作用が出てしまったら、簡単には治らない、ということは覚悟してほしい。

現に8年経っても、娘は健康的な生活を取り戻せていない。


何度でも言う。副作用が出てからでは遅い。

よくよく考えて。

大事なお嬢さんにこのワクチンを接種すると決める前に。