4月もいよいよ終盤である。
週休4日の、のんびり学生生活を満喫するのだろう、と思っていた娘だったが、実は去年度より忙しい毎日を過ごしている。
「今年はこれを頑張ろうかな、と思ってるんだ」と取り出したのは、公務員試験対策の予備校パンフレットだった。
いわゆるダブルスクールというやつ。
高校の授業を満足に受けられなかった娘には、普通なら備わっている常識的な部分がいろいろ欠けているようで、知らないことばかりらしい。
社会人なども通うため、開講時間は18:30から21:30の3時間。
週4日程度のカリキュラムだが、娘にとってはなかなかに厳しい時間帯だ。
なにせ優良小学生のような生活でなんとか保っていた学生生活であるのだから。
しかし追加料金を払えば、ネットで音声データの授業を受けることもできるし、体調悪かったら無理はしないからなんとかなる、という娘。
学校が休みの日は早めの夕食を取り、夕方の出動となる。中学生の頃、塾に送り出していた頃のように、夕方がせわしない。
学校のある日は、いったん帰って仮眠をとって再出動したり、時間を潰してから予備校へ行ったり、ハードなスケジュールになる。
毎日ヘトヘトになって帰って、お風呂にだけはなんとか入り、倒れこむように寝てしまう。一昨年の自動車教習所より、ハードだし、期間も長いので、例によって私はオロオロ心配するばかりである。
同世代の子なら、このくらいの時間までバイトしたり、夜通し遊んだりしているのは普通なんだろうけど、比べたりしてもしょうがない。
障害は認められたけれど、この体調のことをわかってくれるところがあれば、働きたいのだ、という強い意志が、娘にはある。
私は食事の用意や、送迎などで応援するくらいしかない。
GWは予備校も一休みするので、のんびり過ごさせてやりたい、と思う。