4月、新年度である。真新しい制服や着慣れないスーツに身を固める黒っぽい若者が街にあふれている。
今年の社会人1年生は、うちの娘よりひとつ上の代の子たちが多い。街頭インタビューに笑顔で答える姿が娘に重なる。
1年浪人しているから、あと2年の猶予はあるけれど、こうして普通に社会に出ていけるのか、心配は尽きない。
フルタイムで働くというのが、目下の第一目標であるが、立ち仕事はまず厳しい現状だし、残業続きの生活が送れるとも思えない。
ワクチン被害のことを伝えずに、そんなことを言えば、若いのになにを甘えたことを言っているんだと批判されそう。見た目からはわからない障害は、本当に理解してもらうことが、難しい。それに正直に申告したら、採用してもらえない気もする。しかし、障害があることを理解してくれるところでしか働くことは難しいだろう。
見た目上は障害があるように見えない人の障害認定は、とても難しいが大事なことだ。
さてはともあれ、大学も新学期を迎えた。真面目に単位を重ねてきたので、今年は週3日の楽なカリキュラムで良いそうだ。
言い換えれば週休4日の学生生活だ。空いた時間に資格勉強などもできると良いのだろうけれど、何事もまずは体調と相談なので難しい。
専業主婦歴が長過ぎて、就活に備えるアドバイスなど何もできず、あまり役立たない母なのである。今年もせっせと食事を作って、体調を整えることとしよう。