とりたてて特別な用事もなく、ひたすらにのんびりする春休みのはずだった。それもちょっと寂しいかと、銀婚式記念旅行に誘ったら、ついてくると言う娘。
その予定を入れた後、大学のゼミ仲間と常夏の島へ行く旅行計画が、トントン拍子で進み、今週6日間の二人旅が実現し、まさかの海外旅行2連発となった。
二つの旅行のほかにも、年々大きくなっていっていて心配のタネだった黒子(ホクロ)の除去手術や、ゼミやサークルの追いコンなど、予定がぎっしりになり、2月末~3月は何やら、とっても忙しくなってしまった。
相変わらず、大きなイベントの後は、2日間ほどは布団におこもり生活をして、体調復帰に専念し、次のイベントに備えるというパターンでなんとか乗り切っている。
几帳面な娘らしく、きっちりパッキングした大荷物を引きずって、昨日旅立っていった娘。
行ってしまえば、帰宅日まではこまごま心配する材料もなく、体調不良にならず楽しめますように、と祈るばかりである。
とはいえ、気圧の落ち着いた南国ゆえに、飛行機以外はあまり心配もせずにいられる。(相変わらず飛行機は大の苦手なのだ)
高2の春、あまりにも尋常でない体調が不安で不安で、別行動で修学旅行先の京都までついていったのが、はるか遠いことのようにも感じる。
今考えると、バカな事を、とも思えるが当時は居ても立っても居られない気持ちだったのだ。
今はずっと穏やかな気持ちで旅に送りだせた。
100パーセントの自信はないけれど、きっとなんとかしてくるだろう、と思っている。