私ごとですが、何年かぶりに実家以外のスキー場に行ってきました。前日異常な暖気でアイスバーンになっていたところで、不注意からひどい転倒をしてしまい、どうもその時頭も強く打ってしまったようでした。直後はなんともなく、普通に運転もして帰ってきたのですが、タイミングの悪いことに一緒に行ったダンナからタチの悪い風邪ももらってしまっていたのです。
異変は帰宅翌日の午後あたりから。
「なんか頭が痛いし、ダルイ」と思いつつも洗濯、買い物などをしていた夕方、たまらず横になり熱を測ると37.4度。アレヨアレヨというまに上がっていく熱に寝込むことになりました。
夜中に目覚めて、枕元の水を飲もうと起き上がろうとした時、変なグニャリとした感覚がしたと思ったら、後ろ向きに倒れていました。幸い倒れた場所は枕の上だったので、どこも打ったりはしませんでしたが、世界がぐるぐる回っていて目を開けているのも辛く、かといって目をつぶっていてもなにか頭がフラフラするような不快感があり、何が起こっているかもわからず、初めての感覚不安でたまりませんでしたが、夜中ということもあり、必死で寝てしまいました。
立てないほどのめまいは一過性ではありましたが、発熱は4日続き、頭の不快感は残り、身体中が痛いし、頭痛もあり、トイレと食事以外はひたすら寝て過ごしました。
熱が下がった4日目は関東地方に春3番の大風が吹きました。1回目ほどではないけれど、再びめまいに襲われ、半日以上頭がふらつくような嫌な感じが続きました。
頭のことだけに怖くなり、翌日脳外科で検査してもらったところ、幸い脳内出血などはしていないということでした。
続く頭痛に身体の痛み、だるさと、経験したことのないめまいによる不安感。全く同じとは言えませんが、娘の副反応の疑似体験をした感じでした。一週間でもこんなに辛かったのに、3年以上もこんな状況が続いていいたんだ、と改めて胸が痛くなりました。
更には、時間薬が効かず、もっともっと酷い症状が続いている方もいらっしゃいます。長い方では6年です。その無念さ、苦しさ、悲しさを思うと本当にいたたまれません。
どうして娘たちがこんな目に合わなければならなかったのか。慎重であるべき、ワクチンの認可がなぜ急いでおこなわれたのか?偶然その時接種対象年齢であった不運を嘆くしかないのでしょうか?
娘たちの副反応の訴えのおかげで、ワクチン接種が控えられて、多くの少女たちの未来が守られたと私は信じています。
しかし、被害にあった少女たちは全く報われていません。酷い話です。