ちょっと時期がずれてしまったが、この8月末で、娘のサーバリックス接種から5年となった。丸5年の日は、北海道の実家に帰省する日であったため、意識することなくバタバタと過ぎてしまっていた。1か月くらいたってから、あぁ5年経ったんだと気づき、いろいろ辛かったことを思い出してしまった。
6年目の今、娘の状況は特に変わりない、もしくは極緩やかな上昇傾向にある、と思う。相変わらず、気圧変動のある日は頭痛に悩まされ、疲れやすくフルパワーでは活動できないまでも、日常生活はほぼ送れるようになっている。
用心深く予定を入れ、常に体調を整えながら、慎重に慎重に暮らしている。
本人は、接種前の普通に暮らせていた頃の体調の記憶が曖昧になっているようで、「接種以前と比べて」という比較が難しいようだ。ただ、寝たきり同然だった最悪時の記憶は心に強く残っているようで、「あの頃は酷かった」とか「あの頃よりマシ」などという比較によく使っている。
完治はしていないけれど、我慢できる程度になってきた。最悪の頃も、一貫して娘は楽観的であった。「こんなのがずっと続くわけがない」と。心因的な影響がほんの少しでもあるとしたら、こんなところにあるのかもしれない。
丸5年の時効前にPMDAとその後の通院申請を終えられたことも良かった。時間が経つと記憶も薄れる、まだ未着手の方は準備を急いでほしい。想像以上に手間のかかる作業なので。