長い長い大学の夏休みも残り1週間になった。ここへ来て娘の予定がぎっしりだ。
地方の国立大学に進学していた幼馴染が帰省してきたので、それに合わせて1泊2日の旅行に行ったり、映画を見に行ったり、更には、ゼミの集まりに、テニスサークルの試合(こちらは帰省していた学生の戻りに合わせてか?)などなど。
加えて次々と発生する台風の影響もあり、決してよくない体調の中、ひとつずつ予定をこなしつつある。
「友達と映画見に行ったのなんて、初めてだよ」と言う娘。「ずっと、約束できるような状態じゃなかったから。家族で行くなら、調子悪ければやめるって言えるけどさ…」と。
幼馴染3人組での旅行も、もちろん初めて。新幹線と在来線を乗り継いで、全部自分たちで計画しての旅行だ。
「楽しかったぁ、でも車欲しかった!いろいろ大変だったよ!」
いつも、過保護気味な母がついてくる生活だったから f^_^;
でも自信ついたよね。
当たり前に経験できることを、経験できずに21歳になっていたけれど、ゆっくりマイペースで、前に進んで行っている。
反面、私は(不安感もあってか)再始動のエンジンは、なかなか、かからない。
それでも、臨時バイトを始めたり、テニスのレッスンを一つ増やしたりして、引きこもり生活から足を洗いつつある。
娘が学生生活に復帰するまでの3年8カ月。支えてきた私の分とあわせると2人分で、のべ7年4ヶ月の損失だ。
中年期の3年を失ったのは、私にとっても大きかった。体力も落ちてしまったし、心配しすぎてひどく老け込んだ。友達もだいぶ減った(正直、うつ病寸前の時期もあったし)
若くない分、リカバリーが大変だ。