前回の申請のあとに検査入院していた分を、PMDAに追加申請していた。その支給決定通知が先日届いた。
先の申請分が考慮されたのか、PMDA側の人員増員のおかげか、予想より待たされることなく、決定となった。
日に日に弱っていく娘の体の中で何が起こっているのか?何か手立てはないのか?と、もがき苦しんでいたあの頃が、脳裏によみがえる。
「どうせ何も変わらない」と渋る娘を車に乗せて、高速道路をひた走った。
中部地方のその病院で担当医となってくださった先生からも、教授先生からも娘を否定するような言葉は一つとして聞くことはなかった。困っている状況を理解して、なんとかしてくれようと、治療プランは提案してくださった。
けれど、結局、うちは積極的な治療には踏み切れなかった。治療によるリスクより、今の症状を我慢することを娘が選んだからだ。
差し迫った症状でなくて、入院にためらいのある方は大勢いらっしゃったことと思う。
地方への入院は負担が大きい。それよりも地元で自費治療を、という選択肢を取った方や、あえて何も治療しない、という選択をした方もおられる。
こうした入院実績がない方たちは、なかなか救済されない、ということがあるようだ。ワクチン接種で体調を崩して、苦しんだ、ということは一緒なのに。
ためらう気持ちはわかるけれど、まずは医療機関にかかってほしい。あきらめず、心ある医師に巡り合えるように。