今週の朝日新聞「患者を生きる」のテーマはギランバレー症候群。
ギランバレーといえば、自分の中では原因不明で治療法もない難病、という印象であった。が、記事によれば、体内に入った何らかの細菌などに対して作られた抗体が原因で、体を守るはずの免疫が誤って神経を攻撃してしまっている、 自己免疫疾患であるとのこと。
重い後遺症を、残さないためにも、発症からなるべく早く治療した方が良い、とも書かれ、免疫グロブリン治療が紹介されていた。
ワクチン副作用も同様の部分があると思う。発症直後に適切な治療してもらえた子ほど、後遺症が残りにくいように感じる。
ワクチンは免疫機能に作用するものだから、こうした神経系の副作用も起きやすいのかもしれない。急性期の治療が大事なのではないだろうか?
娘に比較的効果のあった薬は、脳神経にも作用する薬であったことから、「おそらく血液脳関門(ブラッドブレインバリア)を何らかのワクチン成分がくぐり抜けて、脳神経に影響をもたらしたのだろう」と私の父(医師)は推測している。
しかし、急性期にはワクチン副作用とは気づけなかったため、治療には至らなかった。
知識も情報も持っていなかった。
適切な時期に、適切な治療さえ受けていれば、こんなに長い時間苦しめられることもなかったのではないかと思うと、悔しい気持ちは今でもある。
安全と思い込まされた予防接種には、こんな危ない一面があることを、もっともっと周知してほしい。
メリットとデメリット、両方を明記してほしい。
老眼鏡を使っても見にくい小さな字でこっそりと書かずに。
「子宮頸がんは、ワクチンで防げる唯一のガンです」という親心をくすぐるキャンペーンは、大音響で垂れ流されていたのだから。
実際に薬害に合うまで、私は予防接種を盲信し、何の疑いも持っていなかった。
通知のきた予防接種を受けさせることは、ごく当たり前のことだったのだ。
何一つ調べることなく、打たせてしまった。
後悔してもしきれない。
副作用が出てから、慌てて調べても後の祭り。