先日、PMDAからワクチン副反応が

認められ、医療費の一部が補償される

事となった。

一部、というのは、PMDAで

支給されるのは、入院治療か,

入院に相当する治療のみであるからだ。


その他の外来治療に関しては

予防接種リサーチセンターなる

新たな機関が審査、支給を行なう

そうなので、現在は、その申請書類を

作成することに追われている。


発症から5年近くがたっており、

記憶もあいまいになってきている。

また、最初の2年分の領収書は

確定申告で使ってしまっていて、もう

手元にない。

返してもらえることも知らなかったし

こんなことになるとは、想像も

しなかったのだから仕方ない。


作ってあった診療記録から、

かかった医療機関をひとつひとつ

訪ねては、申請書類の記入を

お願いしなければいけない。


ところが、その書類の署名欄に

「予防接種による疾病の

治療をしたことを証明します」
の一文があるため、

簡単には、事が進まない。


重症な子供を抱えた家庭や

面倒を見てくれる人のいない

成人の被害者などには

まったく酷な作業だ。


更に、保険治療に限定なので

うちの場合は、娘を病院に連れて

いけるくらい、比較的症状が

落ち着いていた頃だけが

補償の対象になる。

悪化してきて、予約のとれる

自費治療になら、通えていた頃や

もっと悪化して、連れ出すことも

ままならず、もうなすすべくもなく

ひたすらじっと、家で耐えて

いた頃は、なんの補償もない、

ということになる。


国費でおこなう補償である以上

どこかに線引きは必要とは

思うけれども、どこかピントが

ずれていると思う。