植物の研究を始めて9カ月。
最近ようやくおもしろいと感じるようになってきた。
研究が面白く感じるようになるのは、ディスカッションができるようになったからだと思う。
誰かと研究内容についてああでもない、こうでもないと話していると
自分自身が研究を進めているという実感がもてる。
始めは研究に動かされていた自分が、今は研究を動かしていると感じられる。
大学で研究を始めた頃も同じだった。
最初はちんぷんかんぷん。
自分がテーマについていけてない。
苦痛で仕方がない。
それでもなんとか続ける。
わからないなりに続けてみる。
そしたら徐々にテーマが自分のものになってきて、もっと掘り下げたくなる。
そしたら自分がしてることについて誰かと話したくなる。
誰かと知識を共有し、結果からいろんなことを想像をする。
わくわくしてくる。
気付いたらもうやめられなくなっている。
研究って一人でやってもなにも楽しくない。
一緒にそれについて話せる人がいるから楽しい。
だから学会とか共同研究とかってあるのかな。
やってることについて真剣に議論できる仲間がいるのといないのでは
研究のおもしろさって天と地の差だと思う。
私は気付かないうちにF先生、F先輩たちとそういう経験をさせてもらってた。
自分は議論するレベルではなかったけど
一緒にそういう話をする時間がとてもおもしろかった。
まだまだ植物について知識は浅い。
今のテーマだって人から与えられたもの。
実験の大体の方向性だって決められていた。
自分はまだまだだ、と思い知らされる。
実験を進める中で疑問が生じたとき、問題にぶつかったとき
自分ではどうしたらいいのかわからない。
考えても考えても浮かんでこない。
知識・経験のなさが浮き彫りになる。
無力感。
上司に相談して、ひとつの解決策を提示されたとき、
「悔しい」と感じた。
今までは指導教官や先輩たちから与えられてきた。
それが当たり前に感じていたし、なにも違和感はなかった。
悔しいなんて、今の研究に自負を持ちだした証拠だ。
自分の研究だ、って思い始めたのか。
少しずつ自分のものになってきているのか。
あぁ・・・・・・・・・・・
アユ一筋だったのにな。
いつの間にか、心変わりしてたみたい。
まぁ、ディスカッションできるようになったといっても
自分の領域内だけだし、わからないことだらけ。
話の途中では必ず「・・・?」という表情。
でも上司が今日言ってた。
わからないことはわからないって言えって。
わからいのにわかったふりするなって。
わからないことだらけの私には心強い言葉だ。
わからないことはわからないと言いながらも、
少しずつディスカッションのレベル上げれるといいな。。。
・・・・おわり




