http://news.livedoor.com/article/detail/3642735/

飲み物を飲みながら科学者と一般の人が語り合い、理解を深めることを目的とした「サイエンスカフェ」はヨーロッパで始まった活動だが、日本でも静かなブームを呼びそうだ。普通のカフェや科学館などのホールで開催されることが多く、参加費はお茶代程度、もしくは無料。テーマは多様で、内容に少しでも関心があれば気軽に参加が可能だという。

参加者の意識が高いからか、講話後の質問も活発だ。難しめの質問から、「役目を終えた衛星を月に激突させる瞬間までぜひ映像を送ってほしい」などちょっと笑える意見まで飛びかい、参加者のキャラクターや職種がうかがえるそんな時間もまたおもしろい。関連職種や教職らしき人が多そうだが、科学とは関係ない職種の人もかなりいるようだった。サイエンスカフェの醍醐味と意義はこのアフタートークの交流にこそあるだろうから、この時間と内容をもっと膨らませるとより楽しくなるのではと個人的には感じた。

とある研究機関が発行しているメールマガジンで読んだのだが、実は科学者側も「もっと自分の研究について話したい、とよく言っている」のだとか。しかし普通に話せば学会発表のように専門的になり過ぎてしまい、理解してもらえないだろう、さまざまな理解レベルの人たちに向けて分かりやすく話すのは難しい、というジレンマがあるのだそうだ。

お互いに知りたい、話したい、という欲求は一致しているのにかみ合わないという点では、なんだか思いを伝えられずすれ違う男女関係みたいだ(笑)。確かに、理解してもらおうとすること、知らないことを理解しようとすることは簡単ではないし、面倒でもある。しかしあえてそうすることが対話であり、コミュニケーション。双方の歩み寄りがもっと進んでいけば、さらにおもしろく有意義なものになるのではないだろうか。そしてこの原理は人間関係にも通じることかもしれない、などとも思うのだった。
(livedoor newsより引用)


「共通の話題」で盛り上がるのは、いつの時代もどこへ言っても同じ…ですが。その「共通の話題」を持っている相手を見つけるのってなかなか難しいモノです
「スポーツ」「ペット」「映画」などなど、それでもメジャーなジャンルであればまだしも、「サイエンス」とはまた・・・。

しかし、これだけ特定されたテーマがあるカフェには、熱烈なファンが集まることは間違いないのです
「サイエンス」「戦国時代」「占術理論」「源氏物語」など等…、何でもアリなのです。漠然と幅の広いテーマカフェよりも、「分かる人にだけわかれば良い」オタッキーなテーマカフェの方がアツイのかもしれませんね
普段、周りの人に話したって誰も理解してくれない話題。「そこ」へ行けば、誰もが興味深々に聞いてくれる…
そりゃ楽しいに違いありません、ハイ。