結論 草は抜きません
そうです 草は刈ります
草が生えるメカニズムはご存知のとおり
種や地下茎、根から芽が出て成長し草になります。
雑草があるデメリットとしては
- 作物が必要とする栄養素を奪う
- 太陽の光を遮り、通気性も悪くなる
- 害虫が寄ってくる
しかしながらメリットもあります
- 根を伸ばして土を柔らかくする
- 根から養分を出し微生物を活性化させる
- 養分を含んだ雑草を土に返すことで、微生物が分解して肥沃な土へ還元してくれる
参考資料:
草は刈る
植物には成長点と言われる先端部分があります
しかし そこさえなければ成長はしてきません
極論 根っこを残しても芽が出てくることはなく
あったとしても時間がかかるということです
光が当たらないと発芽しないものがほとんどです
ということは
土の奥深くにある種からは発芽しない
ということになりますが
作付け前に耕したり草を抜くことによって
土の奥にあった種が地上に出てくることになり
雑草無限ループが完成します
根っこは
結論 根っこから抜いてはいけない
-
土が固くなる
雑草を根っこから抜くと、その部分の土が固まってしまいます。一時的に雑草はなくなりますが、土が固くなると固い土でも繁殖する雑草が生えてくるようになり、さらに草取りが大変になってしまいます。
-
根の役割を残す
植物の根には、土を掘り進めることで土を柔らかくする役割があります。栽培する作物にとっても土が柔らかいことは根を伸ばしやすい快適な環境です。
-
微生物の活性化
根は光合成で得た養分を土に届けます。土の中の微生物が住みやすい環境となります。雑草が枯れた後も微生物によって分解され土の栄養に。根があった場所は空洞となり土がふかふかに。
植物の根っこは土の中で微生物と共同し、作物が育ちやすい肥沃な土壌を作り上げてくれるのです。根っこから抜く草取りは悪循環を生み出しているといえます。
根っこを残し自然の相互作用を最大限に生かすことで、より効果的な草取りができるのです。
例外として地下茎植物は根も取り除きます
- ヨモギ
- ドクダミ
- スギナ
- シロツメクサ
しかし耕したい
野菜の苗を購入することがほとんどと思います🪴
だから耕して植えたいんです
耕すのではなく
穴を掘って植えるに変換しましょう
刈り取った草の活用法
もちろん草は有機物ですから 土に返ります
方法は2つ
- 雑草マルチ
- 雑草堆肥
雑草マルチ
根を残して刈り取った雑草はマルチとして活用することができます。刈り取った雑草を作物の畝の上に敷くことで通気性のあるマルチとして活躍してくれます。
そのまま土に返すこともできるので、土づくりの一環にもなります。
※雑草の種類によって注意点はあります。
雑草堆肥
刈り取った雑草の上に米ぬかや油かすをのせ、さらに雑草をのせてといった形で何層にも有機物と合わせます。
定期的に空気を送り込むきりかえしを行い、発酵させて堆肥を作ることが出来ます。
参考資料:
これからは循環しゴミを減らしていくことも考えながら
負担の少ない農業を続けていきたいですね