2月末になってるぞ?

振り返りをやろうね!!





前編はこちら!!



『ブラックアダム』

壮大な物語の断片じゃないヒーロー映画もいいね!



去年は色々とてんやわんやがあったDCユニバースの作品。

ロック様がCG使わず筋肉を活かしてヒーローになるって時点で観に行く以外の選択肢無かったですよ。





メインキャラであるブラックアダムことテス・アダムが悲哀と圧倒的パワーを兼ね備えためちゃくちゃいいキャラしてるのは勿論なんですが、今作が初めましてのホークマンドクター・フェイトアトム・スマッシャーサイクロンの4人からなるジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカも噛ませにならない良い描かれ方でした。



特にドクター・フェイトな!!

120分くらいでここまで愛着が湧くキャラそうそういないよ!!



そしてポスクレというかエンドクレジットというか、またまた素晴らしい演出が。

ただ今後に繋がることは無いような気もしてしんどかったり…うーん………

頑張れガン監督!!応援してる!!



『女神の継承』

単純な「恐怖」で言ったら今まで観た映画の中でトップレベルでした。




この作品を観るまではずっと『ヘレディタリー 継承』がこの世で1番怖い作品って思ってたんです。



塗り替えられたというよりは並び立つ作品が出てきたような感覚ですね。

ヘレディタリーの方は「嫌な感覚」「拭えない違和感」「手遅れ感」な怖さで、女神の継承は「不快感」「恐怖」「絶望感」な恐怖って気がします。



結局のところ「継承」したのは、してしまったのは女神だったんでしょうか?

エンディングシーンからすると継承してしまったのは…というか残されてしまったのは………

って感じがありますね。是非観て頂きたい。

犬は無事じゃありません。そこも含めて辛すぎた。



事前学習というか関連作ということで『哭声』を観て行ったんですが、割とミステリー要素が強い哭声に対してずっとやべーことが起きてる感覚になるのが女神の継承でした。 

凄く面白かった!



『NOPE』

池袋のどデカいスクリーンで観られてよかった!!





ジョーダン・ピール監督が関わる作品は『ゲット・アウト』『ブラック・クランズマン』『アス』『キャンディマン』と観てきておりまして。

(キャンディマンがめちゃくちゃ良くて最高にお気に入りです)



今回のNOPEはポスターからも予告編からも情報が読み取れない中、めちゃくちゃワクワクして観に行きました。すごく良かった。

映画館で観てよかったなぁと心底。



過去作にあったような政治性というか、社会風刺の要素が比較的抑えられて監督の趣味やエンタメ性が高くなった印象を受けました。

かといってただただ楽しいだけの作品なのかと言われるとそうでもなく、資本主義というか「エンターテインメント」ってモノに対する皮肉を痛烈に感じました。

役者さんの人種であったり小道具であったり、そういう部分にも何かの意図を感じてしまうのは監督の妙技か…



ゲット・アウトで一度主演しているダニエル・カルーヤが主演を務めていることも意味があるんだろうなぁ…とか深読みしたり、あのシーンのアレって「アレ」だよなぁ…ってなったり

考察の幅が凄く広い作品でもあって、凄く楽しめました。



『ブラック・フォン』

ただのホラーじゃない、少年の勇気と想いの物語!!こういうの好き!!






スティーブン・キングは「それなりに知っててそれなりに好き」くらいで、原作を書かれた息子さんのことはろくに知りもせず(原作も読まず)観に行きました。



本当に良かった。空間と出来事がミニマムになったストレンジャー・シングスって感じ。

モンスターとかは出てこないけど青春感というかさ…繋がりとか友情が力になる的な展開凄く好きなんだよな…



主人公の妹さんの超能力がぜんっぜん役に立たないじゃん…とかこんなに頑張ってるのに結果出ないの可哀想すぎるから早く主人公帰してあげて…ってなったりしたんですが、全てがきちんと結実するクライマックスには熱くなりましたね。

ホラー映画なのに少年マンガ的な盛り上がりがありました。



スコット・デリクソン監督は『フッテージ』と『ドクター・ストレンジ』で存じ上げておりましてね、ある程度縛られた世界観のほうがそれをフルに活かした作品を作られるタイプの方なのかな…とかおもったりしたり。



原作にない部分とか原作から削られた部分があるみたいなんですが、なんも違和感なく楽しめたなぁ…




RRR

ナートゥを存じ上げてから人生が変わってしまった





正直観に行くつもり一切なかったんですよ!

タイトルから何やるのか分かんないし!予告編だと派手かつ無理のあるアクションが映るだけだし!

長いし!!!



観に行って良かった〜〜〜〜〜!!!!!


QBEATよ QBEATよ

お前が観もせずに映画を避けるのなら

お前は映画館の女神の子ではない



「あ〜エンディングかぁ…面白かったなぁ………そういえば予告のシーン無かったけどってアレェ!?!?続くの!?!?!?」ってことが2回くらい起こりました。


でもダレるとか飽きるとか無く、3時間ずっとハイテンションに観続けられました。



どこかの記事で「映画を1本観るのはそれなりにカロリー消費する」的なのを読んだ覚えがあるんですが、RRRは本当にカロリーの消費を感じました。



このパワーはうまく説明できません。映像と音と迫力があって初めて体験出来るものだと思います。

まだ全国で後悔してる映画館あるので!!まだの方は一刻も早くRRR体験を!!



ナートゥを存じ上げろ!!!




こんな感じの2022年でした。

ベストには入らなかったけど印象強かったなぁ…って作品として『オカムロさん』『餓鬼が笑う』『ブレット・トレイン』『エルヴィス』などがありまして。



総評として「邦画とインド映画って面白いな〜!!!」ってなった年でした。



ミニシアターに行く頻度も上がった気がする。



ではでは