こんにちは。

しゅみびとです。

 

2023年11月から公開された「ゴジラ-1.0」を皆さんはご覧になりましたか?

人間ドラマとゴジラが上手くマッチしていてとても良かったです。

しかし、私が興味を持ったのは旧日本海軍艦艇の扱いでした。

劇中に出てきたのは、終戦直後実際に沈められず生き残っていた艦艇であり、

「高雄:再武装」なんてテンション急上昇でした。最後の雪風と響がゴジラと

戦うシーンは艦これの雪風と響が一生懸命引っ張っているように思えました。

 

このように映画を楽しめたのは「艦これ」のおかげなんです。ゲームを通して多くの

艦名を覚えました。そして、さらに知識を深められたのは

艦これ4コママンガ「吹雪、がんばります!」ファミ通クリアコミックス 

著:桃井涼太のおかげです。作品は2013年から2021年まで連載しており、

その最終巻まで全て購入いたしました。

カバーのイラストがすべて連なっており、購入し始めたころからこのイラストが

どこまで続くのか楽しみでした。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

内容としては主に駆逐艦たちが先輩である巡洋艦や戦艦、空母の艦娘から

訓練を受けながら、時に深海棲艦と戦い時に鎮守府を運営するといった

学園日常コメディになっています。

 

新しい艦娘やゲームイベントの紹介を兼ねた話も多かったですが、

私がこのマンガで大きく気に入っていた点はたくさんの雑学及び知識でした。

実際の艦艇エピソードはもちろん、自然現象や年中行事といった季節ネタ、

食べ物や習慣といった各国ネタなど、非常に幅広く紹介されています。

верныйやгонгут、ташкентといったロシアに関わりのある

艦娘も登場するため、ロシアに興味のある私としてはこのメンバーが出てくる話は

とても楽しみでした。ロシア語も少し出てきますし、「マロースじいさんと

スネグラーチカ」はこの作品で知りました。特に海外艦からは「セッツブーン」と

呼ばれていた節分は何回も出てきたので、「鬼は外」と言わない

地域や苗字の家系といった鬼を受け入れる場合もあるなど

相当知識がつきました。

 

こういった海外艦や多くの駆逐艦がやって来る前の鎮守府は

人手不足だったことが分かる場面もあります。

この五十鈴と千歳が出てくる1本では、一人の艦娘が何度も出撃するため

過酷な状況になっていますが、この後こういった場面は出てこないため

人手不足は解消したものと思われます。しかしこのマンガを読み始めたのは、

私自身が社会人として初心者の域を出ていない頃。当時は五十鈴の

ポジションでした。時は流れて現在は、後輩を指揮して指導する千歳の

ポジションになりました。読み始めた頃は、自分がそうなるなんて想像して

ませんでした。人は変わるものだと実感します。

だから感情移入するキャラが他の作品でも変わり、アムロ・レイから

ブライト・ノアに変化しましたし。

 

最終巻では艦娘が大量増員されて、過酷な状況にはなさそうです。

私の職場でも社員が増え、以前記事にしたような援軍をひたすら耐えて待つ、

という状況にはありません。ただ、経験値に違いがありすぎるため常に

指導が必要になっていますが…。

 

私はpsvitaの「艦これ改」をほとんどの艦娘をコンプリートするほどやり込んだ

のですが、その時点で知識が止まってしまっているため、この後どのような

経過をたどるのか知りませんでした。しかしブラウザ版イベントのネタを読むと

日本近海以外にも進出しているようです。そんな中でも深海棲艦も凶悪とは

言えないし、艦娘もお気楽です。ならば全ての深海棲艦を制圧した後、

艦娘たちはどうなるのでしょうか。当時似たゲームだった「ミリ姫大戦」では

敵を全滅させた後、ミリ姫たちは復員したことが明らかになっていますが、

そういった設定のない「艦これ」では想像するしかありません。

でもやっぱりミリ姫たちのように艦娘たちも、武装解除し復員して

平和に暮らすのが一番いい未来だと思います。

 

マンガの中で驚いたのが軽巡洋艦「大井」を紹介した記事です。

実際の戦争中、兵員輸送作戦開始直前に艦内で赤痢が流行り出撃が取りやめに

なったそうです。この話とほとんど同じ話を祖父が体験していたのです。

祖父は、南方戦線に送られる直前に赤痢に罹患して、港から帰されたそうです。

その結果戦場に行かずに済みました。まさか祖父は「大井」に乗る予定だった…!?

と思ったのですが、「大井」が参加する「渾作戦」と祖父が徴兵された年とは

微妙に合わないため別の話のようです。駆逐艦「響」も赤痢が流行ったことがあった

らしいですし。

 

昔は衛生状態が悪く、艦内だけでなく国内でも流行ることがあった

多くの博物館や書籍で紹介されています。人類とトイレは感染症との戦い

だったことが今に伝えられていますね。

 

閑話休題。

このマンガを読むまで、吹雪にはあまり興味がなかったのですが、読み進める

うちに親しみが出てきました。真面目で一生懸命なところがいいですね。

ちなみに私が好きな艦娘は不知火と響です。まさか不知火に改二が

実装されていたとは…。

 

今回はここまで。

また次回!