こんにちは。

しゅみびとです。

(画像は公式サイトより)

公開から一か月以上経ちましたが、ガールズ&パンツァー最終章 第4話

劇場で観てきました。第3話も劇場で観たのですが、知波単学園の成長ぶりに

泣いてしまったため、第4話はアニメ配信サイトとかで観ようかな… なんて考えて

ましたが画面に集中できるので、結局は劇中に行きました。

劇場は何が良いかというと「音」ですね。戦車車内のシーンではエンジン音が

ちゃんと響いていて、車外のシーンになると響くのが無くなる、とかです。

音に関しては、装甲同士がぶつかるような金属音が聞こえやすいのも

いいところです。家ですと良いスピーカーを所有していない限り、

上質とはいえませんからね。

 

※以下ネタバレがあります。未視聴の方はご注意を※

 

 

 

 

 

今回は「世代交代」が大きな内容になっていたと思います。大洗女子では

あんこうチームが欠けたところに、澤梓が指揮を執り始めました。

さらに、聖グロリアーナでは「次期隊長の経験を積むため」とダージリンが

発言した時、まさか隣にいるオレンジペコが次期隊長? でもあんまり

隊長っぽくないし… と思っていたらまさかの島田愛里寿が転校してきたり、

次の戦車道がどうなるかの片鱗を見ることができます。

あらすじでも紹介されているように、黒森峰は逸見エリカが隊長になってましたね。

 

しかし島田愛里寿登場で、なんとなく制服を含め「しっくり」きたように感じた

のです。つまり、島田愛里寿は聖グロリアーナに合っているのでは

ないでしょうか。ここでは他の学校ではどうだったのかを考えたいと思います。

 

まず、大洗女子の校風は「庶民的」と言っていいと思います。学校自体や、

学園艦の雰囲気も、よくある日本の街になっているので気楽なのが特徴です。

しかし島田愛里寿は戦車道の家元に育てられたお嬢様。親御さんを見ても

庶民の雰囲気は感じられません。そう考えると庶民とはギャップがあるように

感じるでしょう。もちろん仲良くは出来るでしょうがずっと生活するとなると

徐々に疎外感を感じるかもしれません。というわけで大洗女子は除外されます。

 

続いてはアンツィオ高校は雰囲気からして合わなそうです(笑)。

マンガ「もっとらぶらぶ作戦です!」でもネタにされてましたが、騒がしい感じに

辟易、食事には苦手意識など、長く過ごせそうな要素がありません。

そもそも全ての学校に言えるのですが、いくらなんでも食事まで

海外と同じにしているとは思えないので、教育の一環として

母校のルーツの食事を知ろう、という程度だとは思います。

 

そう考えると、サンダース高校も同じでしょう。かなりテンションが高いし、

食事(教育としての)も味が濃そうです。伝統料理として、豆の煮込み料理も

アメリカには存在していますが、薄い味付けというわけではなさそうです。

よってサンダース高校も除外。

 

ならばプラウダ高校は意外と合っているのではないか、と思いました。騒がしくは

ないですし、ロシア料理は素材の味を活かした薄味なので困ることもないと

思います。ボルシチも真っ赤ですが、あれはビーツの色なので辛くもないですし。

ですが、一つ合わないのが「お嬢様度合い」だと思います。プラウダ高校は

ロシア皇帝の雰囲気ではなく、明らかにソ連なのでお嬢様のイメージとは

かけ離れているでしょう。お金はないけど慎ましく楽しく、という量産型アパートの

フルチショフカの生活っぽさは絶対に合わない気がします。

よって惜しくもプラウダ高校も除外。

 

フランス系統のマジノ女学院やBC自由学園では、前者はあっている気がしますが、

後者はマリーと全く合わなそうです。しかし決定的に転校しない理由は

「強豪じゃない」という点です。大学選抜チームの隊長ですから、

強豪以外に転校することはないでしょう。

 

ならば全てをバランスよく満たしているのは「聖グロリアーナ」しかないでしょう。

ティータイムを見ると高貴さはありそうですし、一部の生徒を除いて

騒がしくもないです。まぁ、キャラが濃い人が多い、という懸念事項は

ありますが…。料理に関しては、本気でハギスやブラックプディングとかの

イギリス料理を出されたらかなり引いてしまうと思いますが、

ここだけは我慢してもらうしかありません。以前実際に住んでいた人から

家庭料理なら大丈夫、と聞いているのでそれが聖グロリアーナでも

適用されていると信じたいです。

 

島田愛里寿の転校先は聖グロリアーナがとりあえずベターである、という結論と

しますが、作品に関してはとても面白かったです。しかし、雪上戦のシーンでは

画面が速すぎてわかりにくい、とも感じたので、ゆっくりとした重厚な戦車戦を

観たいと思います。

 

今回はここまで。

また次回!