今の私に影響を与えた本の言葉たち

こんにちは

関西で4歳と11歳の子育てをしながら
女優＆司会業＆心理学講座講師として活動中！

(趣味＝夫)

【アドラー心理学×潜在意識×認知行動療法】で自分の本当の気持ちを知り

今のままの自分で幸せになる方法を

お伝えしています。

長男は支援があれば、より伸びるタイプ。
息子も娘も意思が強いです！

支援級のことや一筋縄では行かない子育てを

勇気づけで楽しく乗り切っています。

今日は私が影響を受けた本の言葉を書きます。

私は10代のころから30代ごろまではずっと
なぜ人は生きなければならないのかと思い悩んでいたんです。

キリスト教の幼稚園に通っていたこともあり
小学校までは教会にもよく通っていました。

そこにいる人はみんな親切で優しくていい人ばかり。
なのに、私は神様を信じることができなかったんですよね。

我が家は両親が不仲で
親戚からの過酷ないじめに耐えながら
母親はワンオペで3人の子育てをしていました。

状況の改善を心底祈りましたよ！
手がしびれるほど両手を握りしめて
毎日必死に祈りました。
朝焼けを見るほど祈っても
でも、何も変わらなかったんです。
いつしか祈ることもやめてしまいました。

こんな苦しみの中で
人は何のために生きるのか

私は何を頼りに生きればいいのか

神や神聖なものを信じていないわけではないけれど
宗教にもハマれない

そして、違和感を抱えたまま
1冊の本に出会いました。

「宗教なき時代を生きるために」
森岡正博著

私の心が
そのまま言葉になっていたんです。

ーー以下、引用ーーーーーーー

私は、生と死の問題にこだわり続けてきた。
しかし、それを宗教の道を通って探求することはできない。
なぜなら、私は、「誰かがすでに語った絶対の真理」というものを受け入れることができないし、そういう心理や絶対者や教祖への「信仰」をもつこともまたできないからである。

ーーーーーーーー

雷に打たれたような衝撃でした。

私は、「誰かがすでに語った絶対の真理」というものを受け入れることができない

私の気持ちはこれだったのかと。

そうなんです。

私は宗教に限らず「これが正しいですよ」と言われたものを
根拠もなく
そのまま100％信じることができないんです。

そのまま信じられたら
もうそれ以上考えなくていいですから
どれだけ楽だろうと思いながらも
自分の気持ちに嘘はつけない。

かといって私は無神論者ではないんです。

ーー以下、引用ーーーーーーー
「私は宗教を信じていませんが、しかしながら唯物論者ではありませんよ。
私は宗教を信じていませんが、無神論者でもありませんよ」
あるものが存在しないということと、それの存在を証明できないというのは、別のことである。
ーーーーーーーー

そうなんだよ～、しっくりくるぅ～。

自分の気持ちをここに見つけた。
それと同時に、本当にホッとしたんですよね。

私は暗闇の中、手探りで歩いてるけれど

そのすぐそばで

同じように、手探りで歩いている人のため息を聞いたような気持ち。

私は孤独ではあるけれど

同じように孤独に耐えながら考え続けている人がいるというのは

仲間がいるような、救われたような気持ちになりました。

自分の気持ちを明らかに見ることで
私は宗教を信じられたらいいのにという思いを
あきらめることができたんです。

それでも何のために生きるのか
そういう思いは続いていく中で
大学の図書館の中で
一編の詩に出会いました。

あの衝撃は本当に忘れられません。

あの時のことを思い出すと
図書館の中に舞うキラキラした埃の粒や
本の匂い
詩集の紙の手ざわりまで思い出せるんです。

それは
中原中也の詩集
「山羊の歌」

その中におさめられている

羊の歌　　Ⅰ 祈り　

ーー以下、引用ーーーーーーー

死の時には私が仰向あふむかんことを！
この小さな顎あごが、小さい上にも小さくならんことを！
それよ、私は私が感じ得なかつたことのために、
罰されて、死は来たるものと思ふゆゑ。
あゝ、その時私の仰向かんことを！
せめてその時、私も、すべてを感ずる者であらんことを！
ーーーーー

ーー現代訳---
死ぬ時には私は仰向きでいることを願う！
この小さな顎が、小さい上にも小さくならないことを願う！
それというのも
私は私がこの世界のすべてを感じることができなかったせいで
罰せられて、死が私にやってきたと、思うから。
仰向けの姿勢で死にたい！
うつ伏せの姿勢で死にたくはない！
せめて、死ぬときくらい、
私は仰向けになって
すべてを感じる者でありたいのだ！
ーーーー

もう時間が止まったかのような衝撃でした。

人はいろんなものがあるこの世界に

それをすべて感じるために生まれてきたのかもしれない。
でも、この世界にあるものをすべて感じることって不可能。
それを目的として生まれてきたのに、それができない。
その罰として、死は訪れるとしたら、それは全員に訪れること。

すごく納得できたんですよね。
しかも中也は、死の瞬間も
それをすべて感じてやる！ってかっこよすぎる…。

死ぬその瞬間まで、知ること、感じ取ること、考えることをやめない。
痺れました。
ああ、私もそうありたいと思った瞬間でした。

そうやって生きていきながらも
傷ついていく自分の心をどうしていったらいいのか…

いろんなことに傷つくたびに

まわりを責めるより

私の心が弱いから傷つくんだ。

弱い私が悪いんだ。

どんなことにも傷つかない

強い心が欲しい！

ずっとそう思ってきました。

そんな時に出会ったのが

「大統領のクリスマスツリー」　鷺沢萠著

ーー以下、引用ーーーーーーー
心を強くしなければいけない。

強(こわ)い心と強(つよ)い心は違う。
心に傷を受けて生々しい傷口をふさごうとすれば心は強(こわ)くなってしまうのかもしれないが、丹念に丹念に手当てをすれば強(つよ)い心を作れるはずだ。
ーーーーーーーーーー

私は、強(こわ)い心を作ってきたのかもしれない。
そう気づけた瞬間でした。
傷を受ければ誰だって痛いんですよね。
無理にふさごうとするのではなく
丹念に丹念に手当てをする。

でもその方法が私にはわからない。

振り返れば、小さな時からの大きな傷は全部まだゴワゴワのかさぶたで
下の傷は治っていない。
気にしない、もう終わったことだと口では言いながら
私は、ジュクジュクの傷を隠した

かさぶたでだらけの姿じゃないか、と愕然としたんです。

その時、ふっと大学で4年間
広く浅くではありますが
学んできた心理学を思い出しました。

自分の気持ちに寄り添うことから始めようと思ったんです。
少しずつ、少しずつ。

そうやって
自分の気持ちに寄り添うこと
そうして
自分が納得するまで
本当の気持ちをちゃんと聞いてあげること。

それを少しずつできるようになっていって
かさぶただらけの体の傷が癒えていくのを感じられるようになりました。

最初は自己流で。

でも1人だと

なかなか進まなかったり

自分の思い込みに気づけなかったり。

そんな時

もう自分ではどうにも無理だ！

という問題

10年やっても解決しない

嫁姑問題の解決に

人を頼ってみようと思えたんです。

それが春木めぐみさん

「ちゃんと」より「私らしく」♡小学生ママのイライラ・不登校・夫婦のお悩みを解消♡春木めぐみ｜アドラー心理学・オンライン・大阪子育てが楽しくなり、ママの覚醒がおきる♡ママコミュニティ　ココタネサロン代表　春木めぐみ【オンライン・大阪】さんのブログです。最近の記事は「もうすぐ１００名☆【無料】がんばらなくても自然体でうまくいく３つの魔法プレゼント（画像あり）」です。