NHK総合 逆転人生 宗教2世
5月24日(月) 15時10分〜15時55分にも
再放送があります。

先日、この放送のあとに
物語の主人公であり
宗教2世の苦悩と社会的自立について綴った
ノンフィクション『解毒』(角川書店)の作者である
坂根真実さんのブログを拝読して
朝から泣いてしまいました。


1つの答えをいただけて
やっとやり終えた気持ちになれました。
こちらこそ、ありがとうございました。

私がいうのもおこがましいのですが
映像作品の中で
役者は前に出ていますので目立ちますが
作品全体から見ればピースの1つです。
沢山の人、誰がかけても成立しません。

私は20代後半〜50代半ばまでを
演じさせていただきました。
そのように私を作り上げてくださった
メイクさん(私はフェアリー・ゴッドマザーとお呼びしてます☺️)
衣装さん、大道具も小道具も用意いただき
準備してくださったスタッフさんのおかげで
用意いただいた場所で
やっとカメラさんの前に立てます。
台本を元に監督の演出があって
照明さん、音響さんなど書ききれない
たくさんの方の力が集まっています。

作者である坂根真実さんからのお言葉は
この作品に関わった方
全員への評価だと思うと
いろんな方の顔が浮かんで
涙が止まりませんでした。

著書の中で
私には忘れられない文があります。
お母様が坂根真実さんにかけた言葉です。


「私は、あなたに魚をあげることはしないけれど
魚を捕る方法を教えます。
本当に子どもを愛している親は、
子どもにお金をあげることはしないのよ。
子どもが社会で生きていけるように、
手に職をつけさせるのよ。」



同じ子を持つ母としても
尊敬できる方だなと想う部分でもありました。
お母様の心を探す旅の中で
大きな灯りの1つになりました。

現場にも坂根さんの著書を持ち込んで
役者同士でも色々と意見交換しながら
みんなで作り上げました。

私は役者業を再スタートしたばかりですが
これからも
真摯に役と作品に向き合っていきたいです。

本当にありがとうございました。

坂根さんとご家族の幸せをお祈りしています。