今日、お話させていただいた方との会話で

懐かしい気持ちを思い出しました。



他のお子さんと自分の子供を比べては

どうしてうちの子は

他の子と同じようにできないの?


沢山の人が見てる。


私の育て方が悪いとか

うちの子ができていないのを

かわいそうだとか

大変そうねとか

うちの子はあんなじゃなくて良かったとか

将来、まともな大人になれないとか

憐れまれているんじゃないかしら。

恥ずかしいし、とても惨めだ。


ああ、もう!

みんなと一緒に椅子に座っているだけ!

どうしてそれがうちの子だけできないの?!



息子が小さい頃は

そんな風に思うことばかりでした。


幼稚園の先生が向けるカメラに

真っ赤に泣きはらした目で

無理やり笑顔を作って

息子の手を握りしめて

入園記念の写真におさまりました。


逃げるように息子を抱いて泣きながら

幼稚園の入園式から

帰ったあの日が懐かしいです。




でも、気づいたんですよね。


大勢の中でポツンと1人たたずむ小さな息子。


ダメな子

できない子

かわいそうな子


ここにいる全員がそう思っていたとしたら


この厳しい世界で


息子は1人ぽっちで

戦っていかないといけないの?



おい

ちょっと待て…




あんなに小さな子を


1人ぽっちにしているのは誰?





急になんだか


怒りにも似たような気持ちが


沸き上がってきました。




顔を上げろ!


胸を張れ!!!




私が決めたら


私だけは


彼の味方になれる。



周りの知らない人の気持ちを推し量るより


自分が駄目な母親だと後ろ指されるより


私の大切な


この世界にたった1人しかいない私達の息子が


僕は、僕でいいんだ


と思ってくれることが


彼が笑ってくれることが


私には一番大切なことなんだ。




それに気づけた時


本当に心が軽くなったんですよね。




顔も知らない世間の人や

周りの人に気を使って

関係ない人みたいに

私も遠巻きに息子を見るんじゃない。



私は息子の1番の味方。

どんな時だって

彼を保護する者になるんだ。



息子の目で見て、心で感じて

時には

伝えるのがまだ上手ではない彼の

代弁者になって

息子が生き生きと成長できるように

周りの人に伝えていこうと決めました。



どちらの世界もわかる私だから

きっとこの2つの世界の橋渡しができる。




決めたら、楽なんですよね。




迷ったり、比べて落ち込んだりしても



「私は息子の1番の味方です」



ここに戻ればOK!



彼の味方になって

彼の応援団長として

胸を張って

彼の横に立って見た世界に

またビックリしました。



めっちゃくちゃ!

温かかったですえーん


運動会の徒競走でスキップしている息子に

皆さん大声援!


うちの子がダンスができたと

泣いて喜んでくださる方もいました。




あ、



ダメな子




できない子




かわいそうな子




まともな大人になれない




駄目な母親




そう思っていたのは



他の誰でもない



私自身だったんだ




そう気付きました。



オイオイ!!!


息子にも私にも失礼だろ!!!


私っ!!!笑い泣き




息子も10歳、私もお母さん10歳。



気がつけば

私だけは!と意気込んで始めたのに

息子の応援団員の方々は

どんどん増えていく一方です!笑い泣き


今ではチームになって

息子や私達親まで支えていただいています。


息子の応援団になってくださった方たちは

学校を異動になられても

その先で

うちの息子のような子どもたちの

応援団にまたなってくださっていると聞きます。


息子を勇気づけて手助けしながら

息子の育つ姿に

応援団員の私達が逆に勇気づけられる

そんな不思議な循環が生まれていきました。



息子に関わってくださった方たちが

まるでたんぽぽの綿毛のように

あちこちにたどり着いて

そこでまた

温かいお日様みたいな勇気の花を咲かせて

また綿毛になって

どんどん飛んでいきます。


ああ、息子を取り巻く世界は

どこまでも広がっていって

とても温かいです。


応援団長として

一緒にその世界の真ん中に立てて

こんな世界があるんだと

初めて知りました。


世界と戦う必要って

なかったんだ。

ただ、知ってもらう。

理解してもらえたら

自然と手を取り合える。


ただ、それだけ🥰


挫けそうになった時の私の応援歌

 キラキラ (May Jさんのカバーバージョン)