サポートブックの話すまともに聞いてもらえなかった所から
小学校が息子の安全基地に変わった流れを私なりに振り返ってみたいと思います。

私も変わったし、先生方も変わったし、子供も成長しました。

どうしてこんなに変われたのかと考えてみると
親と先生の間で
お互いの都合や考えを理解し合いながら
子供のために!

と同じ方向を向けた事が大きいと思います。

最初は、クッソ!マジふざけんな!!!
こっちは子供を人質に取られてるようなもんやぞ?!

下手に出てたらいい気になりやがって!学校め!!!
そっちが来ていいって言うたんやろ!
それやのに、何もわからんとかありえへんし!
先生だったらやってあたりまえのことちゃうの?!ムキー

みたいな感じでした。

でも、これじゃ、ダメだ。

私は息子に安心して学校に通って欲しい。

それには学校を
先生方を
信頼できなければアカンやないか!

と思い立ち

とにかく、先生の良かった探しをしたんですよ。
 

・学校に来ていいと言われている
・息子の席もちゃんとある
・話を聞いて欲しいと言ったら聞いてくれる
・先生は私にはない教員免許を取得している教育のプロだ
・ベテランの先生なのに、私の提案を一生懸命聞いて受け入れてくださる
・息子をかわいがってくださっている
・笑顔で挨拶してくださる

そうしていたら
先生のよいところがドンドン見えてきました。

さらに、私の場合は学校に入り込んで朝からずっと一緒に授業も聞いて休み時間もいたので
先生の大変さ、ご苦労を目の当たりにしたことも大きかったです。
これは、大変やなと。
自分はお金貰ってもできもないなと。

自然と、私も他のお子さんや先生のフォローの動きをしていました。

これ、先生がいらっしゃらなかったら
私が全部子供に教えなアカンってこと?
朝からミッチリ6時間、週5で?
いやいや、無理無理!!!

私の代わりに!
先生、マジ、尊い…。

できることと、できない事がある!

 

学校にも先生方にも都合があるんじゃい!

という事も傍で見ていたら
身に染みてわかったんですよね。

新任の先生とかベテランの先生とか関係ないです。
それぞれの先生方、それぞれに素晴らし所があります。
尊敬できる所があります。

私も自然と
先生なんだからやって当たり前やろ?
みたいな気持ちはなくなりました。

先生すごいな、いつもありがたいな、マジ尊敬。
が根底にある私でお話をするので
そりゃあ、話し方も態度も違いますよね。

先生の顔をみたら
いつもありがとうございます!
ってなりますよね。

見ていてわかりましたが
先生が困っている事は、息子も困っている事なんですよね。
なので

 

先生、息子の事で何か今、お困りの事はありませんか?

 

って聞くようになりました。

そうしたら、先生も息子への対応で試行錯誤されている事を教えてくださるようになりました。

すぐに答えは出せなくても
心理の先生、区役所の子育て支援の先生
保育園の先生、療育の先生に聞いてみたり

先輩ママさんに相談してみたりして

それをまた先生と共有してトライ&エラーを繰り返しながらも
うまく行った時には
先生と子供と一緒に喜んで
相談に乗ってくださった方たちも喜んでくださって
幸せがめっちゃ広がります。

気が付けば
息子の応援団みたいな方々がドンドン増えるんですよね。
歴代の先生方は
人生マラソンを走る息子の伴走者のように
おっしゃ!この1年は俺に任せろ!と言わんばかりに

1年1年、引き継いでくださっています。
振り返ると、こちらをみてずっと手を振って応援してくださっているんですよね。

なので、いまだに保育所の先生にも会いに行くし(近所なんです)
歴代の小学校の担任の先生にも療育先にも

区役所の子育て支援でお世話になって転職された先生とも
お年賀等でご報告したり
3年受け持ってくださった支援級の先生や入学時からお世話になった教頭先生には転勤されてからも
お電話で今もご報告がてらお話します。

夫婦だけで子育てしてないんですよね。
我が家は祖父母もめっちゃ手伝ってくれるし
たくさんの先生方に一緒に育てていただいて息子は10歳になったんだなあと思います。

ムーリー!!!
たーすけーてくーださーい!!!!

って言いまくったからだと思います。

先生みたいに勉強を教えられない自分
自分の時間がないと耐えられない自分
色々教えるのが苦手な自分
できれば、子供と遊ぶだけがいいな~と思っている自分
1人で全部できない自分

そんなできない事いっぱいの自分にOKを出せたから
タースケテー!!!
って言えたのかなと思います。

早めに

 

あ、

 

これ、1人で育てるの

 

ぶっちゃけ無理やな笑い泣き


って完璧なデキル自分を諦めてよかったです。

何でも1人でできる自分だったら
世界がこんなに優しくて
助けてくれる人がいっぱいいて
助けてもらった人の数だけ
幸せな気持ちがいっぱい増えること
も知らなかったです。

私が変われば、世界が変わるなあと思います。