耳障りの良い言葉はいっぱいありますが

私はフワッとした話では

あまり納得できません。

 

子供の良い面を見ましょう

よい言葉かけをしてあげましょう

自己肯定感をあげるといいですよ

親が笑顔でいると子供が安心します

 

などなど

そういうアドバイスも

うん

わかるけど

具体的に

どうしたらいいの?

 

そりゃいいでしょうよ

できたらね!

 

でもやり方がわからんから

困ってるんじゃい!

って思ってしまうんです。

 

 

子育てをしていると

イライラする事っていっぱいありますよね。

 

なので

イライラを分解して

1つずつ手に取って眺めて

私なりに

綺麗に掃除してみようと思います。

 

理屈が好きな方

どうぞ

このまま

お進みください。

 

こんな風に考えてみたら

私は結構

楽になりましたって話です。

 

 

 

大きく分けて

子供へのイライラは

①環境的な要因

②自分の心の中の要因

 

この2つに分かれます。

 

①環境的な要因の大きなものは

・時間が無くて急いでいる
・自分の体調が悪い

 

があげられますね。

 


・時間がなくて急いでいる

 

これに対してのアプローチは2つあります

 

まず1つめは

脳の仕組みから見てみると衝撃の事実が!

 

なんと

 

基本的に小学校低学年位まで

時間(急ぐ)という概念がまだ育っていません!

 

な、なかったんかい…

そもそも

まだ

その概念

無かったんかい…

これを知った時の衝撃といったら…

そもそも

先の予測をして急ぐ

という脳の機能がまだ育っていないので

子供みずから急げないんですよね。


10才位までは

理性(大脳新皮質)と本能(大脳旧皮質)でいえば

本能の方が強いです。

目の前にあるものの方に

意識を持っていかれます。

まだ目の前にない先の事情を意識して

目の前の楽しいことをやめるなんて

そんな理性

まだ育ってないんですよね。


人間はお母さんのお腹の中で

生命維持に大切なものから出来上がって

脳が一番未熟な状態で生まれてきます。

生まれてから10年くらいかけて

脳みそが育つんですね。


人間の形はしていますが

大人と同じ考え方はできません。


おさるのジョージ君みたいなもんです。

飼い主の黄色い帽子のおじさんは

「オゥ!ジョージ!」って

ビックリするだけで

ジョージがなにをやらかしても

全然イライラも怒ったりもしません。

だってサルだってわかってるから。

自分より未熟ってわかってるから。


なんで?!

何回も言ってるのにわからんの?!

私の方が正しい!

子供が間違っている!

って怒りまくってイライラしていましたが

ご、ごめん。

無理だったんだ、ね。

 

こちらがキーキー言って尻を叩いても

無いんですよ

まだ

その機能。

無いものに叫んでも

無理ですからね。

 

なんとかなる「はず!」と思っていたから

訴えてたわけですけど

なんとかなりません。

無いから。

子供に駄々をこねていたんですね。

私…。
 

なので具体的には

子供本人が理解できる方法で

事前予告を重ねていく

という方法がいいですね。

 

どんな言い方をしたらいいのか悩んだりしますが

言葉だけでなく

体の表現もとても大事ですよね。

 

コミュニケーションは発信と受信で成立します。

子供の受信機はまだ未発達ですから

大人の方が子供の事をよく観察して

受け取りやすい方法を探しながら

伝えていく必要がありますね。

 

こちらが言ってるのに

子供に伝わっていないように思う時は

「言ったつもり」になっているだけですね。

その言い方ややり方じゃ

伝わっていないという事。

 

さっさとアプローチを変えましょう。

大人のやり方にこだわるよりは

子供に伝えるという目的を優先して

どんどん変えていく方が

目的地に早く着きます。


子供が何を考えているのかな?と

子供の目線を一生懸命わかろうとしながら

観察を続けることで
伝わりやすい発信の方法が見えてきます。

子供の好きなものを絡めるのもいいですね。

 

 

2つめは

真面目な人ほど

遅れたら大変な事になる!と思っていますが
 

時間通りにしないと

なんでそんなにダメなの?

大変な事ってどんなこと?

って自分に聞いてみると

 

本当は少々遅れても大丈夫なんですよね。

だいたいの事って。。。

 

相手がいる場合は

連絡すれば何とかなる事も多いですし

幼稚園保育園小学校も

子供本人に不利益があるかもしれませんが

遅れたからって

別に

死なないですしね。

 

遅れたら悪い!事ばかりではないんですよね。

全てはプラスとマイナス両方があって成り立っています。

遅れたことで

受け取っているものが何か必ずあります。

私なら

 

イライラ急かさず済む

 

遅れる事による不利益を被る事で

時間通りに行く事の大切さを身をもって知るチャンスになる

 

とかかな?

 

あとは

自分や子供を時間通りにコントロールできないと

だらしない人間だと人から思われるのではないか

というものですかね。

 

突き詰めると
もっともらしいこと言って正当化してますけど

そう思っているのは他人ではなく

自分なんですけどね。

自分がそんな自分を許せないんですね。

許してやりなよ

ちょっとくらい。

死なない、死なない。

 

でも!人から悪く思われるのがー!

って思う場合は

アドラーの課題の分離

って考え方が有効だなと思います。

 

めっちゃザックリ言うと

人がどう思うかはその人の勝手であって

私が操作する事はできないから

気にしない。

って事ですね。

 

ちなみに2:6:2の法則ってのもありますね。

自分がめっちゃ気を使って行動しても

2割の人が「好き」って言ってくれて

6割の人が「無関心」

2割の人が「嫌い」って言うんですよ。

めっちゃ気を使っても2割から嫌われるんです。

 

逆に

全然気を遣わずに自由奔放にしたとしても

この割合は変わりません。

 

気を使うって

何さ

ってなりまません?

 

どうせ2割は嫌うんだったら

全員から好かれないんだったら

自分の思うようにして

それでも好きって言ってくれる

2割の人を大切に生きた方が

絶対楽しいと思うんですよね。

 

 

そしてもう1つの

環境要因

 

・自分の体調が悪い

もう、これはどうしようもないですよね。

でも

頭から血が噴き出しているわけでもないので

ぱっと見ではわかりにくいんですよね。

 

あと

何故か

お母さんは

いつも元気だと思われがちというか。

人間なんやで

お母さんも

人間なんやーでー!!!

 

とりあえず

言ってわかる相手や子供には

「〇〇だから、しんどい」と

言葉でちゃんと伝えておく。

 

事前に予測される対応できない事や
どんな風にして欲しいのかも

具体的に言葉で伝えて

怒りっぽくなっている事も伝えておくといいですね。

言葉で言ってわからない場合は

冷えピタとかをデコに貼って

しんどいのが見てわかるようにするものオススメです。

言わずにわかってもらおうというのは

諦めましょう。

 

察してもらえないから

イライラするっていう

かまってちゃんな甘え方は

双方を不幸にしますし

これは甘えではないです。

 

本当の甘え方は

自分の大変な状況を相手にわかるように伝えてたら

受け入れて助けてもらえると

相手を信頼する事です。

長くなりましたので

心の中の要因

はまた次の記事で。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

あなたのイライラが少しでもおさまって

幸せだといいなと願っています。