サポートブックの書き方については

インターネット上にもたくさんのよい参考サイトがありますね。

 

なので、私があえて何を書くのやらと思ったのですが


・私が書いてみてよかった内容

・先生に説明する時のポイント


を書いておこうと思います。



私のブログに書いてあることは

私がやってみてよかった

というものです。


決して、これが万人に正解!

というものでもないと思います。


ピン!とくるものがあれば

参考にしていただけたら嬉しいです。

 


サポートブックの作成
(~すると安心します、など、語尾を柔らかく書く)

 

※「サポートブック ダウンロード」等で検索するとひな形がたくさん出てくるので好きなのを選ぶ


※必ず、学校の先生にサポートブックを見せながら内容を説明する時間を1時間位はとっていただく。

頑張って書いて渡すだけじゃダメです!

読んでいただけない可能性もあります。

先生とお話できるチャンス!は是非GETしてください。


※提出する前に、保育所や幼稚園の先生に一度読んでいただき、アドバイスをいただけるとより良い


※お風呂や就寝の様子などの項目がある場合があるが、修学旅行などの宿泊を想定している場合でいるのかな?と思います。
1年時はなくてもよいと思います。

必要だと思う項目のみ使えばよいと思います。


※長すぎると読んでもらえないのではないか、という懸念もあります。

でも、とりあえずは

書けることは全部書いて渡しておくとよいと思います。


何か問題が起こった時に

「こちらはちゃんとお伝えしています」

という証拠にもなります。


長すぎると不安な場合は

別途、A4の用紙1枚程度で簡単にまとめたものを作ってもよいと思います。
※我が家の場合は、サポートブックは学校だけでなく、療育先やいきいき(学童保育)にも渡しています。


※基本的に子供の育ちに合わせて更新していくものです。

我が家では、学年が上がる時に更新して新しい担任の先生にお時間をいただいてご説明させていただいています。

 


これは書いておいて良かったなぁという項目

・障害についての説明

・発達検査の結果

(親の思い込みや心配しすぎ、甘やかしではない、明らかな事実としての説明)

 

アレルギーがある場合は、大きく、赤で表記(アレルギーが出たらどうなるかも書く)
 

・親の希望

給食や学習面、休み時間の過ごし方について、本人の状況を説明し、学校と相談する

 

・牛乳について

飲める、飲めない、どの程度進めるかも相談
※息子の場合は、アレルギーでもなく、嫌いだから飲まないようなのですが、3年生現在、学校からご提案いただき、牛乳はストップしてもらっています。その分、給食費も安くなりました。ウフフ。
 

※我が家の息子の場合は、アレルギーではないが食べられないものがかなり多いです。

当初、学校側は少しずつでも、プレッシャーをかけて、食べさせた方がいいのではないか、という空気を醸し出してこられました。

いわゆる、親の甘やかしで我儘を言ってると思われているバージョンですね。

先生方のお気持ちも、よくわかります。

少し頑張ったらできる事を提示していくと成長が促されやすいですもんね。


ただ、問題は

私が簡単だと思う感覚と

他人の感覚は全く違う事がある


そこを、わかっていただかないと

その要求は

子供にとって

とても辛いものになるかもしれません


これは、我が家の考え方ですが、基本的に、外から見てわからないなら、本人の意思を尊重しましょう。無理強いは無し!という方針です。


基本的に先生方との意見の擦り合わせは

「普通、このくらいいけるでしょ?」

という先生方の感覚に

「普通」基準ではなく

「この子の目線や感覚」を丁寧にお伝えする作業となります。


子供が「嫌だ」

というには

必ず何か「理由」があります


そこに寄り添い

それが「感覚」によるものだとしたら

無理強いでどうにかはなりませんよね。


少し頑張ったらできる!

を頑張れるには

まずは

子供の心に

ゆとりと安心と自分への自信が必要です


入学当初なら、なおさら、子供の心のコップは慣れない生活で頑張れる気持ちのお水はカラカラに近くなりやすい、と予想される中、無理強いは死活問題です。


また、先生のお気持ちは

以下のようなものが予想されます

ここも丁寧に解消していくと話がスムーズにきやすいです


・しっかり食べないと体に悪いと心配

→しっかり食べないと色々ご心配をおかけしますよね。私も栄養面など心配していたのですが、本人はとても元気なんですよね。

うちの子は体格もよいし、給食が少なかったときも家でしっかり食べさせますのでそこはお任せください。


・チャレンジして克服してほしい

→息子の中のできる可能性を見てくださってるんですね。ありがとうございます。ただ、まだ最初ですから、親としては、まずは給食は楽しい、学校は楽しいと思える方を優先させてあげたいです。子供の心にゆとりが出てきてチャレンジできる状況が整ってから、またご相談させてください。


・先生の指導力が問われる?

→今まで育ててきて、正直、一般的な対応ではなかなかうまく行かないことが多いです。医療機関や療育の専門の先生にもご相談して、何かよい方法があればまたご相談させてください。こうやって、お話を聞いていただけて一緒に考えていただいて、本当にありがとうございます。


みたいな感じです。



根性でいけんじゃね?という戦法に対して

以下のようなご説明も加えて、まずは見守ろう、何がOKで何がNG なのか、程度はどのくらいかを先に理解してあげよう。と思ってくださいました。

あ、ありがたい…。



うちの息子は、うまくまだ自分の気持ちを話せないのですが、アイスやかき氷等、普通は子供が喜んで食べるものも冷たすぎて食べられないようです。熱いものも、冷めるまで全く食べられません。どうやら、口の中の感覚が私達とは違うようです。

私達とは口内の感覚が違う方のお話を聞いた時に、その方が食べられないものを無理にすすめられる感覚を例えるなら、「ゴキブリの足を1本ちぎって「少しなら、食べられるでしょ?」と言われているようなものです。」との事でした。

どうやら、感覚が違うことによる拒否は、「一般的な我儘」とはレベルが全く違うようです。

その方と全く同じかはわかりませんが、私は少しでもゴキブリは食べられないし(笑)、私達には美味しいものも、感覚が違うと苦痛になることもあるようです。



※3年生現在、息子の様子を見ながら、苦手なものも牛乳も含め、無理強いはなく普通に「食べる?」と聞いてくださって、入学当初より食べられるものが増えてきました!

もう、学校には感謝しかありません。




・やる気やしつけの問題と勘違いされて子供が注意をうけそうな事を説明する、回避方法や対策があれば書く

例)

椅子で姿勢が保てない→やる気の問題ではなく、筋力の問題が大きい、滑り止め付きの座布団を置く等


立ち歩く→長時間の着座が難しい、発散プログラムを挟んでいただくと着座時間が伸びる等


鉛筆の持ち方、お箸が上手に使えない→スプーンの3指持ちがまだ安定していない、発達の問題、等



・人とのトラブルが起こる時はいつか、解消方法があれば
例)

距離感が近すぎる、すぐそばでの大声等が苦手⇒お子さん達へ説明を入れていただく、距離をおく


・パニックがおこりやすい状況とパニックの状態、対処法
 

・好きな事、もの(学校で使えそうなもの)←気分の切り替え、会話などに使える
 

我が家の場合は、「子供の好きなもの」が学校生活を大いに助けてくれています。

子供のモチベーションアップと癒しに力をかしてくれるので、子供のマイブームは常にお伝えしています


会話が難しい息子とのコミュニケーションのきっかけになる


電車のオモチャは持ち込めませんが、何かを頑張ったら、好きな電車の塗り絵やカードがもらえるという子供にドンピシャのご褒美になる


絵本も大好きで、好きな絵本を胸に抱いていると行事に落ち着いて参加できる


教室の後ろに絵本コーナーを作ってくださって、結果的に教室でのみんなの憩いスペースになっている

等々…




・イベント、運動会、避難訓練などで

苦手な事、得意な事、注意をしていただきたい事、対処方法
 


・家庭での様子、保育園での様子、様々な場面での様子
 

 といった所でしょうか。 


何か参考になれば嬉しいです。