さて、七福神の最後を飾るのは"弁財天"。



七福神の紅一点です。

そんな彼女の由来はインドの"サラスヴァティー"。水と豊穣の神様で、後に音楽、芸能の神も兼任します。
そして同じくインドの言語の神、"ヴァーチュ"と同一視されたことにより、言葉(弁)の神様、"弁財天(弁才天)"の誕生です。

琵琶を持つようになったのは日本に伝来し、水墨画で描かれるようになってから。ぐんと音楽の神様っぽくなりました。

中国の書物には一面八臂(顔が一つに腕八本)とも書かれています。悪鬼と戦う荒々しい側面もお持ちのようです。

日本の水神信仰とも結び付いています。江ノ島等で奉られているのが有名かと。

七福神として表しているのは"愛敬"。

これにて七福神語りは終わります。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
今後もそこはかとなく書きつくろっていきます。
よしなに。