さて、七福神も五人目までまいりました。もう暫くお付き合いください。




先述の"福禄寿"と混同されてしまう神様、"寿老人"。

中国宋代の仙人がモデルとなっており、南極老人星の化身とも言われ……。

「あれ?」とこの辺りで思われたことでしょうが、私もクエスチョンマークが浮かんでおります。

「一緒じゃん?」と。

実は、"福禄寿"と"寿老人"は同一人物とも、双子とも言われているのです。
しかも、七福神の並びでは稀に二人を同一の神様と考え、別の神様が入ってきたりします。
最早、数合わせのために入れられたような神さまが"寿老人"です。

連れている鹿の名前は"玄鹿"。
鹿(ろく)が禄(ろく)に通じる所から長寿、福禄の神様と……ここも"福禄寿"と同一ですね。

表しているのは"長寿"。

七福神も残すところ二人となりました。
最後までお付き合い願います。
次回は"布袋"。
よしなに。