第115話・ドラッグストアの違い…〜その4〜 | ドラッグストア店長のモリシタさん…

ドラッグストア店長のモリシタさん…

ドラッグストア業界26年を迎えた店長「モリシタさん」が
様々な事に奮闘しながら今日も店長を務める日記…

モリシタ店長は今日も

ドラッグストアのあれこれに

奮闘していた…


第115話

「ドラッグストアの違い…〜その4〜


「25年のドラッグストア人生」

「ドラッグストア3社で店長経験」の

モリシタ店長が考える

“ドラッグストアの違い”


4つ目は「強化品」…



「強化品」とは
その会社が売りたい商品の事で、

会社によって
「重点品」とか
「キャンペーン」とか
「コンクール」とか言うが、
一定の期間に目標を持って
全店で取り組む商品である…

このように目標を持って取り組む事は
どの業種でもあるのだろうけど、
問題はその“取り組み方”である

だいたいの場合
「強化品」は売るのが難しく
高単価な商品である

それを売る事で“販売力をつける”という
表向きはあるが、
会社としては“粗利確保”が目的である

だから上層部からの
この「強化品」への“圧”が
どうしてもキツくなる

会社によっては
“目標必達が絶対”で
目標に届かない分は
結局店長が補填しなければならない
会社もある
(「店長が買う」という事である…)

このような体質が
“ドラッグストアはブラック”
と思われる部分でもあるのだが、

会社や店が存続する為には
利益を上げていかなければいけない一方
あまり厳し過ぎる会社は
やはり社員やパートの離職率は高い

もちろん
現場が最大限努力して
「強化品」を売る事が
一番大事ではあるが、

このような部分でも
会社選びは大事であると
モリシタ店長は経験上思うのである…


提供:ドラッグストア店長のモリシタさん…

作:ho-rhythm