六根のひとつ、眼、目。五官の一つでもあり、東洋医学においては肝と密接な関係にあって、肝と外界が接するところともされています。肝の機能が低下すると、目に悪影響を及ぼします。糖尿病になると目が見えなくなる、こんな話を聞いたことがあると思います。肝は血を蔵するところでもあり、調子が良くないと全身に、目にも充分な血が行き渡らず働きが滞ってしまいます。
現世においては、人体が受ける情報の8割以上が目からであると言われます。まして、パソコンが欠かせない昨今、その披露は当然でしょう。たまには、夜空の星をボーっと見るのもいいですね。いたわってあげましょう。
「見えすぎちゃって困るの…」何てコマーシャルがありました。「悲しみばかり見えるから この目をつぶすナイフがほしい そしたら闇の中から 明日がみえるだろうか… この世見据えて笑うほど 冷たい悟りもまだ持てず この世望んで 走るほど 心の荷物は軽くない… 」。純な学生の時代に、この詩と兼好法師の『徒然草』との相関性を述べ、先生を困らせたものでした。「救われない魂は 傷ついた自分のことじゃなく 救われない魂は 傷つけ返そうとしている自分だ」。そう、肝と胆は表裏の関係にあり、肝には魂が宿るともされています。魂胆という言葉はここから来たのでしょう。作者の生家は病院だったそうですが、うーん、素晴らしい。臨月って感じです。
「友情/中島みゆき」