波乱万丈 MIX犬の空ちゃん。


今度は海を渡って愛媛の松山へ行くことになり、

2015年6月 お父さんとお母さんと一緒に車にのって、なおのさんちへ行きました。


四国八十八箇所で知られるように、四国には空海(弘法大師)ゆかりのお寺がたくさんあります。

空ちゃんの名前は、空海の空から、空ちゃんになったそうです。


なおのさんちの近くにも四国八十八箇所霊場のお寺があります。

空ちゃんのお父さんとお母さんは、空ちゃんが元気になるようお大師さんに手を合わせ

広島に帰っていきました。



いままでどんな風にすごしてきたのかも聞かないまま・・・

新しい生活が始まりました。


散歩しやすいよう後脚補助ハーネスを手作りしました。

ミシンで縫ったりしている間も、なおのさんのすることを横で見ていました。

気に入ってくれたみたいで、たくさんお散歩にいきました。




初めは一人で散歩に連れて行くことは無理でした、うんちをしても取れないんです・・・

片手で持ち上げるには体力がかなり必要、必ず二人でお散歩にでかけました。

お兄ちゃんのこうたとかずきが頑張ってくれました。



足も動かせず、しっぽも固まったまま、後ろ足後ろ足の肉球はガチガチでした。

肛門がぱっくり小鳥の口みたいに開いたままのときがありました。
(筋肉がなかったのでしょう)


お散歩は大好きご機嫌さんです!





『多発性骨髄腫』と診断されてからも独りぼっちのお留守番がつづきます。

空ちゃんのお父さん、お母さんに様子を聞くと、

調子のよいときは、食欲旺盛で食後は気持ちよさそうに寝ているけれど、

一旦鳴き出すと手を付けられないくらい、どこが痛いのか?どうしたらよいのか?

動かすのがかわいそう・・・と言っていました。


あたたかくなる頃、おしっこの管も取れ身軽くなった空ちゃん、

天河しっぽフリフリのお父さんが、前足はしっかりしている車いすがあったら空はまた走る!

車いすをつくろう!義肢装具士の宥さんにお願いしました。


宥さんも初めての事なので、採寸してまずは塩ビパイプで作ってみました。





おー歩いた!

塩ビパイプより丈夫なもので作って欲しいとリクエストがあり

ステンレスで作ってみることにしてみました。


重量は大丈夫?心配しましたが、タイヤが良いので思った以上にスムーズな歩きだしでした。




試走はいつも黒瀬です。

野良犬時代の縄張りで、空ちゃんは凄いパワーをもらっているようです。

ここではとても元気です。


はしゃぎすぎて疲れるのか?

次の日から数日は、痛がってキャンキャン鳴いて怒る・・・

大好きな散歩もいけないくらい・・・だったそうです。


この頃の散歩は、ペットショップで後脚補助ハーネスを購入したものの気に入らず、

手でかかえたりタオルでつってのお散歩でした。



黒瀬ではとても元気に歩くと聞き、お母さんも連れてきくれました。

お母さんは日曜日お仕事なので、みんなと車いすに乗ったりしているところを見ていなかったのです。





偶然、天河しっぽフリフリもお姉ちゃんと走りにきていました。



空ちゃんの後ろ足は両方ナックリングになってしまいました。

車いすも空ちゃんのお父さんと相談しながら改良していきます。


おしっこの管がとれた後もよく血尿がでたりしていました。

原因はなんなのか?

タオルなどで圧迫されるから? 

私達にはわかりませんが、

車いす乗って楽しそうにしている姿はたまらなくかわいいです。

家に帰ってからのギャップが想像できないくらいです・・・が


段々と散歩も行かず、車いすにも乗らず、

体を伏せの状態で下においているお水が飲めないようなことになっていしました・・・


がんの治療は続きます。

治療費もかかります。

お父さんもお母さんもお仕事にでかけます。

独りぼっちでお留守番をします。

夜中も突然鳴き出します。

お薬を嫌がって噛みつきます。

おしっこやうんちも我慢できず出てしまいます。

掃除・洗濯が増えます。

睡眠時間も減ってきます。


人間の介護と同じ、お父さんもお母さんも疲れてきました。

空ちゃんも体力がなくなってきました。



このままでは、仕事に行っている間に独りぼっちで冷たくなってしまう・・・



天河しっぽフリフリのお父さんはいつも言います、

「空はわしの娘じゃけぇ!」お嫁に出したのと同じなのです。

こんな状態でいる空ちゃんを何とかしたいといつも心配していました。


6月に空ちゃんをみて

「このままでは、夏までもたんじゃろう、独りで逝ってしまうより

他人さんでもそばにおってやった方が幸せなんじゃなかろうか・・・」

色々悩んで、相談をうけました。


話を聞いてわたしもそう思いました。

在宅で仕事をしているわたしが空ちゃんを預かることになりました。


お父さんもお母さんも空ちゃんと離れたくないといっていましたが、

介護で疲れている二人にはリフレッシュも必要・・・と、わかってもらい

広島から愛媛県松山市に行くことになりました。


知らない家に連れて行かれる空ちゃん、不安でいっぱいでしょう。

日中独りで何をしていたのか?わかりませんが、出来るだけの事はしようと覚悟を決めました。



空ちゃん、子だくさんなおのさんちに出発です。

平成26年夏が終わるころから、足腰が弱ってきました。

かなりの痛みで部屋の隅で同じ体勢で数時間動かないことも・・・
掛かりつけの動物病院の先生より「山口大学医療センターで検査を・・・」と言われ、


11月27日 お父さんとお母さんと広島から何時間も車に乗って山口大学へ検査にいきました。
診断結果は『多発性骨髄腫』 背骨が三か所溶けていました。


がんでした。


もう一人で自由に動けない空ちゃん、おしっこの管を通され寝たきりになってしまいました。



お外にいて動けた頃は、家の前を通る人や車やお散歩するワンちゃんとか、

退屈ながらも変化があったと思いますが、

ふとんの上で何時間も同じ状態で何を思っていたんでしょう?




痛がって怒ったり、キャンキャン鳴くのでかわいそうで動かすことも出来ないと良く耳にしました。


抗がん剤を飲むのを嫌がり、お父さんは何度も手を咬まれました。

血尿が出て・・・カテーテルが詰まって・・・とかよく耳にしました。

膀胱カテーテルの入れ替え、膀胱洗浄、レントゲン、超音波検査、点滴、抗がん剤治療(メルファラン)ステロイド(プレドニゾロン)抗生物質(アモキシシリンクラブラン)...
診察の明細もみても私にはよくわかりませんが、高額な治療は続きます。


2月わたしは、空ちゃんには会っていないので写真がありません。


あたたかくなりはじめた3月

野良犬だった空ちゃんを保護して、里親を見つけてくれたMIX犬の天河しっぽフリフリのお父さんが見るに見かねて

「空がいた、黒瀬へつれていっちゃろう。」

黒瀬は空ちゃんの野良犬時代のなわばりです。


痛がって抱っこすら出来ないと衣装ケースに入れられての外出です。
ちょっと不安な顔をしています。おしっこの管がみえます。


天ちゃんが誘うように来ます。

「そんな中おったら遊べんよ!早くおいで!」



お父さんが出してあげると、




思い出したかのように、あっちこっちうろうろ、本当に病気?凄い勢いでした。

天ちゃんも横に並んで歩きます。空ちゃんのペースに合わせて歩きます。



嬉しくてたくさん歩いたから、もうへとへとです。

ハァハァいうほど歩いたのはどれだけぶりだったのでしょう?


これでおしっこの管がとれれば、楽にお散歩に出かけられます。



空ちゃん元気になってきたんだと思っていました・・・

でも翌日から、痛がって怒ったりキャンキャン鳴いて散歩に行けない程なんだと聞きました。

筋肉痛?病気の痛み?私達にはよくわかりませんでした。



寝たきりになってからも、一人でお留守番の日が続きます・・・

MIX犬の天河しっぽフリフリの家族に出会い、保護された野良犬の空ちゃん。

里親も決まり新しいお家へいきました。


同じ広島県内ですが、車で一時間くらいかかります。

あたらしい家族は、お父さん・お母さん・猫のみーちゃんです。

仕事をしているお兄ちゃんもたまきて、遊んでくれます。

(その後、結婚して奥さんと娘っ子と三人でくるようになりました。)



お外で番犬もがんばったりしました。

カブのエンジン音がたまらなく気になる性格でして、吠えずにはいられないわんわん

ワンワン吠えていたので、新聞屋さんは道路から玄関めがけて新聞を投げてました。

私の勝ちかしらパンチ!(そんな感じかな?)


お家の中では、みーちゃんと仲良くすごしていました。

お父さん、お母さんが仕事から帰ってくるのを一緒に待ちました。

天河しっぽフリフリの家族とも一緒にお出かけしました。


やっぱり天ちゃんと遊ぶのが一番楽しい音譜



何だか顔や体がかゆいかゆい我慢できないくらいのかゆみであせるかいていたから・・・

目の周りの毛がなくなって・・・

皮膚が黒くなって・・・

パンダみたいになってしまいました。


美人さんが台無しです。


アレルギーの検査で食べてはいけない物がたくさんありました・・・

お母さんがドクダミを煎じたお手製のお薬をかゆいところにぬってくれました。

病院のお薬もがんばって飲みました。



その頃からだんだんと体に異変あったのでしょう


◇目撃情報◇  叫び なおのさんは見た!(家政婦は見た!市原悦子風に)

楽しい里帰り(天河宅)、みんなで晩ご飯を食べたてわいわいしている時でした。

誰もいない真っ暗な洗面所の壁に向かってじーっと立っている。

一時間くらいたってみても・・・あれっまだ立っている。

動いたかと思うと、玄関でまた立っている。微動だにしない。


「空ちゃん、あっち行こう」と触ろうとしたら、うーと噛みつこうとする。

これ本気、やばいな-汗

(空ちゃんは凶暴な一面があり噛みつくのです。犠牲者が数名います。)

空ちゃんのお母さんに、状況を伝えると家でも何度か見たとの事・・・


ブタネコ昔実家で飼っていた老猫が痴呆になったようで、

ご飯をもらっても冷蔵庫の前にずーっと座っていたが・・・


空ちゃんはまだ10歳くらい、痴呆じゃないよね。



今考えると、激痛に耐えていただけだったんです。

ごめんね、気が付かなくて・・・



天河しっぽフリフリを追い抜くほどの脚力をもった空ちゃんの後ろ足が動かなくなりはじめました。




空ちゃんは、野良犬でした。

広島の黒瀬という山に独りぼっちでいました。


2008年6月18日

黒瀬にお散歩に来たMIX犬の天河しっぽフリフリと出会うのです。

すぐに仲良くなって二人でたくさん走って遊びました。


天河はお母さんとお姉ちゃんと一緒だったので、しばらくすると車に乗っておうちに帰っていきました。

また独りぼっちになりました。


どれくらい時間がたったのか?

その日の夕方、天河がお母さんとお姉ちゃんと一緒に迎えにきてくれました。

ありがとうわんわん


リードをつけてもらい、車に乗ってお家に連れて行ってもらいました。

空ちゃんに帰るお家が出来ました。



山育ちなので、体にいっぱいのダニが!

ついていたダニを一つ一つとってくれました。

ちょっと疲れたけど、うれしかったわんわん


お風呂に入ってきれいなレディーになりました。うふっ音譜



お姉ちゃんを独り占め、たくさん甘えて、遊んで、お散歩して。

幸せわんわん




嬉しそうなこの笑顔! かわいいドキドキ



里親が決まり!

空ちゃんは新しいお家へいくのです。