『多発性骨髄腫』と診断されてからも独りぼっちのお留守番がつづきます。
空ちゃんのお父さん、お母さんに様子を聞くと、
調子のよいときは、食欲旺盛で食後は気持ちよさそうに寝ているけれど、
一旦鳴き出すと手を付けられないくらい、どこが痛いのか?どうしたらよいのか?
動かすのがかわいそう・・・と言っていました。
あたたかくなる頃、おしっこの管も取れ身軽くなった空ちゃん、
天河
のお父さんが、前足はしっかりしている車いすがあったら空はまた走る!
車いすをつくろう!義肢装具士の宥さんにお願いしました。
宥さんも初めての事なので、採寸してまずは塩ビパイプで作ってみました。
おー歩いた!
塩ビパイプより丈夫なもので作って欲しいとリクエストがあり
ステンレスで作ってみることにしてみました。
重量は大丈夫?心配しましたが、タイヤが良いので思った以上にスムーズな歩きだしでした。
試走はいつも黒瀬です。
野良犬時代の縄張りで、空ちゃんは凄いパワーをもらっているようです。
ここではとても元気です。
はしゃぎすぎて疲れるのか?
次の日から数日は、痛がってキャンキャン鳴いて怒る・・・
大好きな散歩もいけないくらい・・・だったそうです。
この頃の散歩は、ペットショップで後脚補助ハーネスを購入したものの気に入らず、
手でかかえたりタオルでつってのお散歩でした。
黒瀬ではとても元気に歩くと聞き、お母さんも連れてきくれました。
お母さんは日曜日お仕事なので、みんなと車いすに乗ったりしているところを見ていなかったのです。
偶然、天河
もお姉ちゃんと走りにきていました。
空ちゃんの後ろ足は両方ナックリングになってしまいました。
車いすも空ちゃんのお父さんと相談しながら改良していきます。
おしっこの管がとれた後もよく血尿がでたりしていました。
原因はなんなのか?
タオルなどで圧迫されるから?
私達にはわかりませんが、
車いす乗って楽しそうにしている姿はたまらなくかわいいです。
家に帰ってからのギャップが想像できないくらいです・・・が
段々と散歩も行かず、車いすにも乗らず、
体を伏せの状態で下においているお水が飲めないようなことになっていしました・・・
がんの治療は続きます。
治療費もかかります。
お父さんもお母さんもお仕事にでかけます。
独りぼっちでお留守番をします。
夜中も突然鳴き出します。
お薬を嫌がって噛みつきます。
おしっこやうんちも我慢できず出てしまいます。
掃除・洗濯が増えます。
睡眠時間も減ってきます。
人間の介護と同じ、お父さんもお母さんも疲れてきました。
空ちゃんも体力がなくなってきました。
このままでは、仕事に行っている間に独りぼっちで冷たくなってしまう・・・
天河
のお父さんはいつも言います、
「空はわしの娘じゃけぇ!」お嫁に出したのと同じなのです。
こんな状態でいる空ちゃんを何とかしたいといつも心配していました。
6月に空ちゃんをみて
「このままでは、夏までもたんじゃろう、独りで逝ってしまうより
他人さんでもそばにおってやった方が幸せなんじゃなかろうか・・・」
色々悩んで、相談をうけました。
話を聞いてわたしもそう思いました。
在宅で仕事をしているわたしが空ちゃんを預かることになりました。
お父さんもお母さんも空ちゃんと離れたくないといっていましたが、
介護で疲れている二人にはリフレッシュも必要・・・と、わかってもらい
広島から愛媛県松山市に行くことになりました。
知らない家に連れて行かれる空ちゃん、不安でいっぱいでしょう。
日中独りで何をしていたのか?わかりませんが、出来るだけの事はしようと覚悟を決めました。
空ちゃん、子だくさんなおのさんちに出発です。