ﾌﾟﾗ界のｹﾞｰｼﾞｱｼﾞｬﾝ。
伝説を生んだﾌﾟﾗに魂を吹き込んだ高僧を取り上げる「ﾌﾟﾗ・ｽﾊﾟｰｽﾀｰ列伝」。
第一回目は私が私淑するｼﾞｬｵｸﾝ･ﾉｰﾝﾗﾗｯﾄ猊下です（以下CKNと表記）。
CKNは、現在ﾀｲの最高学府であるﾁｭﾗﾛﾝｺﾝ大学の前身、当時の王立ｻｲｱﾑ大学の第一期生であり、卒業後はﾗﾏ6世統治下の官吏となりﾗﾏ6世の寵愛を受けたそうです。ﾗﾏ6世の崩御に悲嘆しCKNは王宮を去る事となります。仏暦2468年、西暦1925年の事です。
ﾗﾏ6世崩御に悲しみに暮れるCNKを心配した両親は結婚を勧めますが、CNKはこれを固辞し、仏門に入る事を両親に告げました。
2468年3月23日。ﾊﾞﾝｺｸにあるﾜｯﾄ･ﾃｰﾌﾟｼﾘﾝで僧侶としての修行を始め、2514年1月8日に入滅されるまで一歩たりとも寺院からお出にならなかったそうです。第二次世界大戦下、ﾎｱﾛﾝﾎﾟﾝ中央駅が爆撃され、戦火が寺院のすぐ近くまで迫った時も、あるいは実の母親が亡くなった時もただの一度も寺院から出る事は無かったそうです。
CKNは修行により、非常に高い段階の瞑想を極め、猊下の発する「気」は人の目にも見えたほど。猊下の元に沢山の人人が助けを求めにやって来ました。
前述のように猊下は高等教育を終了されていましたので、その教えは非常に科学的、論理的で、巷に数多あるｵｶﾙﾄの類とは一線を画しています。
私を含め現在でも数多くの人人から敬愛されているCKNのﾌﾟﾗは、非常に効力があると信じられており、非常に人気の高い物となっています。
ﾄﾗｲﾊﾟｰｷｰ ﾙｰﾌﾟﾅｰﾑｱﾝ 2513 ﾜｯﾄ･ｶｵ･ﾊﾞﾝｻｲ
発行年に因んで2513個発行された物。
ﾌﾟﾗ･ｷｬｵﾓﾗｺｯﾄ、ﾌﾟﾗ・ﾌﾟｯﾀﾁﾅﾗｰﾄ、ﾌﾟﾗ･ﾌﾟｯﾀｼｰﾋﾝ、
ﾌﾟﾗ･ｿﾝﾅｰﾑと合わせた5つがｾｯﾄとして作られましたが、
上記ﾙｰﾌﾟﾅｰﾑｱﾝが最もﾆﾖﾑ（人気）のﾋﾟﾑ（型）
ﾄﾗｲﾊﾟｰｷｰ ﾙｰﾌﾟﾅｰﾑｱﾝの裏面
ﾔﾝと呼ばれる僧侶のﾏｰｸと所々鏤められた、
ｹﾞｰｻｰ（僧侶の髪の毛）が見られます。
ﾘﾔﾝ ｻﾝｶﾃｨ ﾗﾝ ﾌﾟﾗ・ｷｬｵﾓﾗｺｯﾄ 2513
こちらはﾘﾔﾝ。表面の「黒」が残っているほど貴重。
こちらも2513個しか存在しません。
ﾌﾟｰｸｾｯをした期間が長い事でも有名。