4/17(水)放送の歴史探偵は空海についてでした。
空海は即身成仏を説きましたが、即身成仏とはなんでしょう？
即身成仏とは、生身の人間のまま悟りを開くこと、とのことです。
即身成仏自体は空海のオリジナルではないようですが、空海のオリジナルな部分は、この即身成仏であるところの「成仏＝悟り」と「万人の救済」、この2つを結びつけたことにあるようです。
「成仏＝悟り」と「万人の救済」
例えば、親鸞は他力の思想であり、「成仏＝悟り」はあきらめて、「万人の救済」に力点を置いたと思います。一方で、道元は「万人の救済」はあまり力点は無く、「成仏＝悟り」に集中していると言えるでしょう。
これに対して、空海はこの「成仏＝悟り」と「万人の救済」を理論的に結び付けた、そこに特徴があると言うのです。
全ての人が幸せになれる必要がある
私は、現代の勝ち負けの支配する色分けのついた社会は間違っていると思います。
実際の優劣はあるでしょうが、しかし、それは、現時点の能力の差として現れているだけであって、人間として優劣があるわけではありません。そのことを思い、勝っても負けても関係の無い、お互いが尊重し、そして、どうあっても自信を持って生きていけるそのような社会が望ましいと思います。
そうであってこそ、全ての人が幸せになれる。勝っても幸せになれるし、負けても幸せになれる。そのような勝敗には無条件にどんな環境下であっても幸せになれる。それでこそ、万人が幸せになれ、全ての人を救済することのできる教えとなると思います。
現代において、空海の、「成仏」と「万人の救済」を両立させることは本当に大切と思います。それを現代風に言い表すと、「誰一人残さない」方法が大切になると思います。
私の思う「成仏」と「万人の救済」の両立の方法は、自らの心の過ちを修正し、それを正すことによって、勝っても負けても幸せであるような、外の環境には依存しない、無条件の心を作っていくこと、それによって、自分自身が救済される、そのような方法です。
この無条件の心を作ることによって、少なくとも、万人が救済されることと私は思います。そして、それは、「誰しもが実施可能な方法」となります。空海の言う即身成仏とまではいかないかもしれませんが、それと似たような状態にはなれるだろうと思います。
この環境に依存しない心、無条件の心の作り方、その詳細は、以下に記載したいと思います。
著書、サイト
■著書
私の著書はamazonで販売中です。amazonで「小倉大玄」で検索お願いします。
●哲学
『理念の哲学』3850円
『知の変革』2200円
『知を正しく導く方法』2200円
『神と真理（改訂版）』1650円
『学問の変革～知の基礎に信仰心がある～』1100円
●宗教
『神の世界』2200円
『あの世とは？』2200円
『宗教統合』1100円
『この世とあの世を貫く幸せ』1100円
『幸福論』1100円
『幸せのために大切な２つの事』1100円
●社会変革
『新しい時代の価値観（改訂版）』1100円
『新しい地球世紀』2200円
『心の変革から新時代へ』2200円
●ビジネス経済変革
『経済変革』1650円
『働き方変革と地球のための新経済システム』2750円
『出世競争から外れたときの心構え』1100円
●科学
『科学と宗教の統合』1650円
『科学と宗教の統合２』1650円
『科学と宗教の統合３』1100円
『心の物理学』3850円
『心の物理学２』2200円
『心の物理学３』2200円
●教育
『新しい教育のすすめ』1100円
■サイト
