よく、ワクワクすることをやりましょう、とか、大好きなことをやりましょう、という話を聞きます。

私自身もワクワクすることをやること、大好きなことをやることが本当に大切であると思いますが、なぜ、それが大切なのでしょうか?

 

新しい教育のすすめ、の本でも記載していますが、これは、目的と手段の関係で分かります。

 

私は大学受験の際に、英語、数学、物理、化学、地理、国語という科目を選択していました。このうち、化学と国語は大嫌いで、勉強をするのが嫌で嫌でたまりませんでした。一方で数学は大好きで、趣味でやっていたようなものでした。

 

私は文系の大学を志望していたのですが、数学が大好きだったので、高校3年生の時に理系のクラスを選択しました。微分積分が勉強したかったからです。また、図書館で数学の文献を読んだり、知りたくて、三次方程式の一般解、四次方程式の一般解など調べたものです。また、予選敗退しましたが、数学オリンピック予選にも参加しました。東大理系数学の問題を好んで解いていました。数学は大好きだったのです。

 

 

するとどうなるかというと、数学はどんどんできるようになっていきます。一方で、嫌で嫌で仕方が無い化学や国語は、本当にできなく、赤点ギリギリでした。また、物理は好きではあったのですが、宇宙がなぜ簡単な方程式で表現できるのか理解できず、受け付けず結果苦手になりました。

 

大学入試のとき、そのときはセンター試験というものが一次選抜でした。これで大失敗をしたのです。物理が全くできず、二次合格率10%。これは合格は絶望的であるということです。

 

一方で、二次試験、私の大学は、数学の配点が一番高く、そして、幸か不幸か、私の大学の数学は文系で最難関と言われており、1問か2問解ければ合格できると言われているのです。それに対して、私は、入試で5問全部解くことができました。実際予備校の回答を見てもあっていたので、二次合格率10%と言われたが、もしかしたら合格したかもしれない!!??そのように思ったものです。実際に合格していました。

 

さて、これで何が言いたいのかと言うと、別に自慢しているわけではないのです。そうではなく、行為は手段ではなく、目的としてやることが重要であるということです。

 

私にとって、国語や化学は受験のための手段として実施していたのですが、数学は違いました。数学は受験とは関係なく、やりたかったからやっていたのです。つまり、数学は私にとってそれをやること自体が目的でした。そして、結果として合格もしてしまった、ということです。

 

そして、この目的とするということは、「やりたいからやる」ということで、自分自身がやりたいことというのは、結局、ワクワクすることであり、大好きなことであるということです。ワクワクするから、大好きだからこそ、それをやりたいと思う。それをやることを目的とする。

 

そして、やりたいからやると、どんどん良くなっていきます。私の受験の話を見ても、それは、明白です。だからこそ、行為は目的として行うべきであり、ワクワクして、大好きなことをやる必要があると言うことです。

それが、ワクワクすること、大好きなことをやることを大切であると言う理由です。

 

以下にも詳細を記述しています。ご参照ください。

大好きなことをやることがなぜ大切なのか?①目的と手段

大好きなことをやることがなぜ大切なのか?②受験勉強

大好きなことをやることがなぜ大切なのか?③目的として行う

大好きなことをやることがなぜ大切なのか?④ワクワクすることをやる

大好きなことをやることがなぜ大切なのか?⑤見返りを求めない
 

また、より深い内容については、以下のwebサイトご参照ください。

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Taigen Ogura Philosophy Labo