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マンガは結構読む方なんですけど、最近あれが映画でやってるじゃないですか。僕の初恋を君に捧ぐって。

これは漫画では読んだ事あったんですよ。僕妹も読みましたし。

ただ、映画化された僕妹は見ませんでした。

というか、漫画とか小説とか、映画化されると内容薄っぺらくなること多い気がして、あまり見たくないのが本音です。

ドラゴンヘッドなんか絶対映画化できないでしょうに。

で、僕の初恋を君に捧ぐなんですけど、原作知ってるだけに見る気にはならなかったんですが

「いや、面白いよ」と。周りが言うもんですからね？



よっしゃ。そこまで言うんやったらみたろやないか。ホンマにおもろいねんな？

レイトショーなら人も少ないかななんて考えながら映画館へ。



チケットを購入時、さすがに

「僕の初恋を君に捧ぐ一枚下さい」

とは言えません。

キャッシャーのババアお姉さんに誤解されても困ります。

「僕のなんたらってやつ一枚」

あくまでもクールに言い放ちます。



「え？なんですか？」


・・・・・・・


「いや、だから僕のなんたらって映画ですよ。九時から始まるやつです」

「あー、はいはい。僕の初恋を君に捧ぐですね！ありがとうございます」



結構でかい声で言われた僕の顔面は、まるで真紅の薔薇のよう。

ともあれ、無事チケットを入手した僕は4番ホールへ。










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おや？




おやおや？？



今日は



まさか











カップル限定？？？









見渡す限りカップルだらけです。


そう、25組の男女と男一人の僕。




居心地としては最悪です。

後ろでｺｿｺｿ

「うわぁ、一人で見に来てるよ。男一人で」

「うわうわうわっ！泣いてるよ、感動してるよ、男一人で」

言われてる気がします。


映画に集中できるわけがありません。



神様

僕は何か悪い事でもしたのでしょうか？