2012年に入って初の投稿、背番号43番のポラママです。今年もモンゴメンバーのパワーをいただいて、熟年世代なりに頑張ります!
今日は私の今年の目標といいますか、心しておきたいことという意味で「長い箸の話」を紹介したいと思います。これは韓国で語られているものとして数年前に聞いていたのですが、出典はよくわからず、実は日本でも法話やセミナーなどでよく話されていたり、ジュード・ロウ主演の「クロコダイルの涙」という映画の中にも出てくるそうなので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
天国にも地獄にも食べ物は同じ分量、たくさんの食べ物があり、天国でも地獄でもみんな丸いテーブルを囲んで座り食事をするのだそうです。その時1メートル以上もある長い箸を使って食べなければならなく、天国でも地獄でもその条件は全く同じなのに、いざ食事を始めると、天国と地獄ではその箸の使い方に大きな違いがあるというのです。
地獄にいる人はその長い箸を使って一生懸命食べようとするのですが、箸があまりにも長すぎるために、なかなか思うように食べ物を自分の口まで運ぶことができず、躍起になって自分で自分の口まで食べ物を運ぼうとするのですが、躍起になればなるほどうまくいかず、食べ物は下に落ちてしまいます。人々は焦り苛立って、いつまで経ってもおなか一杯になることはできず、いつも空腹の状態に苦しまなければなりません。
一方天国にいる人達はどうかというと、長い箸を決して自分のためには使わず、その長い箸で食べ物をつまむと、自分の正面に座っている相手に向かって差しだし、「あなたからどうぞ」と言って相手の口元まで自分の箸を運び、テーブルを囲むお互いが皆同じように「あなたからどうぞ」という箸の使い方をしています。決して自分のために使う箸ではなく、相手のために自分を働かせることによって、相手もまた自分のために働いてくれる。天国ではそういうことが自然に行われているので、天国にいる人達はいつもおなか一杯で、幸せいっぱいに暮らしている、というお話です。
私達が生きている社会の中でも、自分本位にならない箸の使い方をすることで周りも自分も幸せにすることができるのかもしれませんね。
さて、今日は箸つながりということでチョッカラ(韓国のお箸)で食べた韓国餃子の写真を載せておきます。(脈略ないですが^^;)
餃子の中味は、豆腐、キムチ、もやし、豚挽き肉などを入れました。包み方が独特で、蒸す前がとってもキュートなのでそちらの写真も。蒸し餃子の残りは、翌日スープに入れて鏡開きのお餅も入れて食べました。
台湾と同じく旧正月を祝う韓国では今週末からソルラル(旧正月)の連休が始まります。日本のお正月にお雑煮を食べるように韓国では餃子スープにトックというお餅を入れてよく食べるそうですよ。
새해 복 많이 받으세요!(セヘ ポク マニ パドゥセヨ!)
新しい年を迎えて、たくさんの福を受けてください!※韓国の新年のご挨拶です。