上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔
▼上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔
http://tinyurl.com/b9sgh
CEIBS(中国・上海のビジネススクール)に留学した岡本氏が、
在学中に発行していたメールマガジンを再構成して書籍化したもの。
筆者は、以前、上海で働いていて、
ちょっとだけCEIBSについて調べたことがあり、メルマガに登録していた。
(そのバイタリティーあふれる内容から、結構熱心な読者だった)。
というわけで、偶然見つけた本書を購入。
彼女は、周囲から「中国でMBA?」ときょとんとされながらも、自らの志に従って、
また、中国が今後の日本の重要なステークホルダーになるとの判断から、CEIBSに潜り込む。
同世代の中国人(それも社会を引っ張っていくであろう層)と
学校の同級生として付き合ったらどんなだろうな?ということが想像できて面白い。
いずれにしても、彼女のタフさには感心してしまう。
志があって、素直で、頭がよくて、バランス感覚があって、
人間関係に粘り強く取り組んでいく。
外国人のなかで生活するだけでもなかなかにしんどいのに、
日中関係に起因するトラブルにも粘り強く対応して、信頼関係を作る。
よそ者として中に入ったときに、どうやって成果を出すか、
その具体的な方法論としても参考になります。
うらおもて人生録
▼うらおもて人生録
http://tinyurl.com/9bjvb
本書の一部分が、福田和也氏の著書で引用されていた。
「生産者として」社会に積極的に価値を与えたい、
そうすることが自らの人生を充実させることに他ならない。
そのように考える筆者にとって、本書に出会えたことは大きな幸運である。
世間のなかに自分をどのように位置づけ、人生の充実を勝ち取るのか、
その方法論が分かりやすい言葉で語られている。
しかし、その本質をきちんと理解するのは難しい、と思う。
実際の経験と色川氏のメッセージを照らし合わせて、
「なるほど」と感じながら、咀嚼していくのがこの本の読み方となるのだろう。
人生の踊り場や分岐で読み返すこと、と自分のためにメモ。
国家の罠
▼国家の罠
ここ半年で、最も面白かった本。
筆者には、その内容の真偽を確かめることができないが、
全体を読んでみて、信頼できると感じた。
何もしていないと評価されることの多い日本の外交の現場において、
まっとうな仕事をしようとした佐藤氏の存在を頼もしく思う。
同時に自らも社会に役立つ仕事をしなければ、と強く感じる。
(とは言え、まずは世の中を知り、なんとかしのぐことで精一杯だけど)。
この本のポイントは、以下の通り。
●「国策捜査」なるものが存在することを知った。
●現在進行形の日本の政治、経済、外交のパースペクティブを得た。
●(もちろん批判されるべき点はあるものの)、
鈴木宗男氏は、なかなかに評価できるところもある政治家であり、
ロシアに食い込んでいる唯一の政治家であることを知った。
佐藤氏が自身の逮捕を
「ケインズ型公平分配路線からハイエク型傾斜配分路線への転換」、
「地政学的国際協調主義から拝外主義的ナショナリズムへの転換」
という歴史的な流れの中に位置づけるストーリーは、なるほどと思う。
ただ、残念ながら、それらは、日本が自らの意思で選んだものではなく、
しかも、日本を利することにもならないと思うと、すごく悲しい。
悲しむだけでなく、もし機会が訪れた時のために(訪れないかもしれないけれど)勉強しよう。
新撰組が「武士になりたい!」と志し、実際にそうなったような、そんな気分の筆者です。
