今回は、その2ということで・・・


なんにしましょうね・・・


じゃぁBPSDで。


皆さんBPSDってご存知・・・ですよね。


いわゆる行動障害。古い言葉でいうと問題行動です。


因みに問題行動と言うのは間違った表現なので使っている人は明日から


やめましょうwどうして間違った表現かというと問題というのは誰にとって


なのだということです。本人にとってではなく周りの人間にとっての問題で


あるわけだから考え方的にズレていますので。


では、BPSD。ご存知の通り、認知症の方の行動障害及び心理状態。


これは先日お話した周辺症状と呼ばれる部分で、徘徊や暴力・不潔・異食


などの行動障害です。


特に認知症の初期から中期にかけて出現しやすいといわれています。


また、全認知症患者の実に85%がBPSDが出現し、生活に支障を来たし


ていると言われています。


しかし、BPSDの症状は、前にも述べたとおり、環境次第で症状が緩和さ


れたり、消失することができます。


また、アリセプトや抑肝散などの薬もあります。




これらの行動障害というのは、病的に起こるというより、本人の意思・思考に


よって起こるといったほうがよいかもしれません。


というのも、人間はなにか「行動」を起こす場合必ず目的が必要となります。


認知症高齢者も同じ。目的を持って行動します。その行動がちょっとズレて


いるだけ。なのでケアの基本としては「行動」に対して何か対処するのでは


なく、その行動の裏にある「気持ち」に対して対処していくことが大切なのです。


その「気持ち」に気づけばきっとイライラしたり叱ったりすることもできないと


思います。