今まで異形成に対するセルフケアとして葉酸という栄養素や、自宅で使えるジェルをご紹介してきました。
【葉酸】
【セルフケア商品】
今回新たに効果がありそうなサプリに関する報告を見つけたのでご紹介したいと思います。
こちらの論文では、異形成に対する「インドール3カルビノール」という成分の効果を検証しています。(名前が長いので以降はI3Cと略します)
※インドール3カルビノール
ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、芽キャベツ、ケールなどのアブラナ科野菜に含まれる栄養素。
対象
子宮頚がん組織診で中等度・高度異形成と診断された30人をプラセボ群、I3C:200mg/日群、I3C:400mg/日に分かれてもらい、12週間経過を観察しました。
結果
異形成が完全に無くなったのは、
・プラセボ群: 0%(10人中0人)
・I3C:200mg/日: 50%(8人中4人)
・I3C:400mg/日: 44.4%(9人中4人)
と、I3C内服群で改善が多く見られました。
対象となった人数が非常に少ないものの、中等度・高度異形成が短期間で自然によくなるのは、プラセボ群を見てわかるように比較的稀ですので、この結果は非常に興味深い結果ですね。
【楽天】
【iHerb】
ちなみに、以前のブログで異形成が改善する要因として、野菜や果物を積極的に食べること、というブログを書きました。
おそらく、様々な栄養素が複雑に関係しているなかで、葉酸というのも効果的な栄養素として挙げられたのですが、今回のI3Cというのも、ブロッコリーなどアブラナ科の野菜に含まれることから、非常に大切な栄養素の一つと言えそうです。
日頃から野菜、果物を積極的に取り入れるのが大切ではありますが、なかなか忙しくて難しい場合には、サプリとして摂取するのも一つの手と言えそうですね。