時折、「レストランでメニューに料金が載っているのは当たり前なのに、病院で医療費が事前に全くわからないのは不親切だ」という意見を聞くことがあります。
確かに、勤務医時代は様々な検査や治療に関して、患者さんがどれくらい負担するか、という知識が全くありませんでした。、
もし値段を聞かれても「医療事務さんに聞いてください」ってお願いしていて、、、
ただ、開業して新しい電子カルテを導入したところ、ワンクリックで値段が出てくるようになり、自然と様々な検査費用が解るようになってきました。
そこで、今回はよくやる検査の値段をご説明したいと思います。
まず、最もメジャーな検査である「超音波検査」
子宮や卵巣が腫れていないか調べることができる件ですが、こちらは保険を使って3割負担で1,590円です。
次に子宮頸癌の検査。不正出血など生理以外の出血があると、保険で調べる検査ですが、3割負担で1,020円です。
公費負担で無料で出来る検査でもありますが、症状があれば保険で1,000円ちょっとの検査なので、しっかり受けるようにして下さいね。
性感染症の検査でメジャーなものは、クラミジアと淋菌のおりもの検査。こちらが3割負担で1,400円。
おりものの痒みの原因となるカンジダやトリコモナスを調べる検査は、3割負担で1,130円。
産婦人科でメジャーな検査としてはこのあたりになります。
後は、初診料: 860円、再診料: 380円が別途必要だったり、薬の処方がある時には、院外処方で220円などが加わってきます。
この辺りがおおよその診察にかかる費用になってきます。
保険が使える場合や使えない場合など、様々な条件で値段は変わってきますが、受診する際の参考にしてみてください。