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群馬音楽センターを見学

高崎へ行く用事があったため、少し建物見学。
チェコ人建築家のアントニン・レーモンドが設計した
群馬音楽センターへ行ってきました。

レーモンドは、フランク・ロイド・ライトのスタッフとして帝国ホテルの建設時に
来日し、その後は日本に留まり設計活動をしました。
前川國男や吉村順三など、初期の日本人建築家を育てたことでも有名です。

群馬音楽センターは1961年に竣工し、現在でも使用されています。
公演予定を見ると、稼働率も良いようです。

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正面はガラス張りになっており、とても開放的です。
人を迎えるような印象を持ちます。

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とても力強い造形。
構造と意匠が一体化した、モダニズム作品の特徴を良く表しています。

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ホール内部を偶然にも見学させてもらうことが出来ました。
コンクリートで出来た屋根がホールを横断し、そこに照明が仕込まれています。
なんだか洞窟の中でコンサートを聴いているようです。

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2階ホワイエ。
ホール内部とは一転し、ガラス張りのためとても開放的です。

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特徴的な階段。
単純に直角の組み合わせだけで昇るのではなく、うねるように曲がっています。
引き込まれるデザインです。

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階段はコンクリート打ち放し。
彫刻のような重量感、存在感があります。

建築家長沼幸充ブログ-群馬音楽センター01

こちらは別棟。
現在は会議室に使用されているようです。
切り妻屋根の連続で、単純な造形が繰り返されています。

建築家長沼幸充ブログ-群馬音楽センター02

コンクリートで出来た庇ですが、それを支える梁の先端を細くしているため、
とても軽く感じられます。

この建物は、竣工後48年が経っています。
とても大切に使われている印象を受けました。
長く使われる価値とは何か?考えされられます。

シャトーカミヤ見学

昔から気になっていた牛久のワイナリー、シャトーカミヤへ。
古い建物が現役で使われており、昨年重要文化財に指定されたものがあります。

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これが入口正面に建つ本館。
とても堂々とした佇まいです。

建築家長沼幸充ブログ-シャトーカミヤ02

こちらはシャトーカミヤの歴史を展示する記念館。
昔の写真を見ると、まだ開けていない土地に、
ポツンとこれらの施設が建てられたことが分かります。

建築家長沼幸充ブログ-シャトーカミヤ03

ワインの貯蔵樽も置かれ、地下にはもっとたくさんの樽がありました。
これらの建物は明治時代に建てられ、現在でも大切に使われています。
100年以上持つ価値とは何か、自分のデザインにも生かしていきたいです。

雪止め

勾配屋根に雪止め。
東京ではめったに大雪は降りませんが、
念のため雪止めを付けておけば安心です。

建築家長沼幸充ブログ-雪止め