建築家長沼幸充ブログ -71ページ目

BIMについて考える

先日、知人とBIMについて話しをしました。
BIMとは「Building Information Modeling」のことで、
コンピュータ上に作成した3Dモデルで建築デザインはもちろん、
コストや環境、建設のシミュレーションを統合的に行うこと。

これまで建築設計は、建物という3次元のものを2次元の図面に
落とし込んで行われてきました。
間取りは平面図、部屋の壁などは展開図など。
しかし実際に人間が建物に入った時には、床も壁も天井も同時に見ており、
本来それらをバラバラの2次元の図面には表しきれないという問題がありました。

BIMではそれらを同時に扱うことにより、コンピュータ上で最初から
3Dモデルとして建築をデザインしていくツールです。
自動車などの機械設計ではずいぶん前から3Dソフトによる設計が
行われているようです。

BIMの利点は、最初から3Dパースを作れるとかではなく、
構造設計や設備設計と3Dデータを共有することで、コンピュータ上で
バーチャルな建設を行うことが出来る点にあります。
つまり3次元での納まりを検討することが出来、工事現場での納まらない
といった問題を、設計段階で解決することが出来ます。

またBIMソフトは、一部を変更すると、関連する部分も自動的に追随するため
リアルタイムで整合の取れたモデルを作り出します。
これらには面積などのパラメータも連動しており、床面積やそれに連動した
コスト管理なども容易に行うことが出来ます。


このようにBIMを建築設計に導入することは利点が多そうですが、
設計者として最も気になる点は、BIMによって新しいデザインが生まれるのかという点。
これは手描き図面から、CAD図面に移行する際にも言われた点だと思われますが、
結論から言えば、使用する設計者次第となるはずです。
ただ2次元CADでは表せない、もしくは作ることの出来ない3次元形態を
BIMによって簡単に作り出せることは、今後の建築デザインに少なからず影響を
与える要素になると思います。

少人数の建築設計事務所へもBIMの導入に利点があるのか、
もう少し研究を続けていくつもりです。

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敷地確認

今日は敷地調査でした。
隣地境界にある杭を見ながら、正確な位置を確認です。

建築家長沼幸充ブログ-境界杭

フローリング施工中

教室のフローリングが張られ始めました。
少しずつの作業、職人さんに感謝。

建築家長沼幸充ブログ-フローリング